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追い出されました

はじめまして。

私の名前は、「メアリ=ペリドット」といいます。

種族は人間ですが、若草色の髪が珍しいとよくいわれます。


私は今日、所属していたギルドから追い出されました。


と、いうのも私は魔法使いですが何故か魔法が上手く使えません。


ギルドではお荷物扱いされ、毎日馬鹿にもされました。


そしてそれは、つい先程のこと。


「メアリ!リリーナを守れ!」


「は、はい!」


リリーナ=クリスタル。

このギルドのもう一人の魔法使いです。


彼女は私とは違い、様々な術が使えました。

オマケに透き通るような金色の髪、綺麗な青い瞳、完璧な狐の獣人美少女です。


魔法に長けている彼女を私が守らなくても大丈夫なのでは?

と、思いましたがリーダーの命令なので従いました。


「うわぁっ!!」


「きゃっ…」


防御魔法を展開するも、やっぱり私の魔法はあっさり破られてしまいました。

「リリーナ!」


「いたた……」


吹き飛ばされた私とリリーナ。


皆はリリーナの方を心配しています。


いや、私の方が派手に吹き飛ばされたんですけど!?


そんなツッコミを心の中でしつつ、私は自力で立ち上がりました。


「メアリ!!

リリーナに傷が出来てしまったじゃないか!

どう責任とるんだ!!」


「えっ?」


リリーナに視線を移すと、足にかすり傷が出来ています。


「痛いです…」


「リリーナ、可哀想に…!」


「(それくらい、リリーナならすぐ治せるくせに…)」


「お前はいつもギルドメンバーに迷惑ばかりかけて…!

お前なんかもう要らん!ギルドから出ていけ!!」


……と、いう訳でございます。

いやはやお恥ずかしい。


「これからどうしよう…」


一先ず、私は行きつけの喫茶店へと向かうのでした。



続く

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