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アタッチメント
子供が順調に発達していくためには、愛情や信頼で結ばれた信頼関係を持っていることが前提になります。
このような人間関係の基礎となるのが、乳児期に形成されるアタッチメント(愛着)です。
このアタッチメントは子供が母親に対して持つものですが、この対象は母親でなくとも、条件が整えば成立してしまいます。
アタッチメントは、乳児が泣いたり笑ったりする発動行動にタイミングよく、反応してくれる人に対して成立します。
そして、このアタッチメントには二つの条件があって一つは、対象となるものが暖かくて手触りがいいもの。
もうひとつは、しっかりとした結び付きが最適な時期としています。
動物のサルでは生後、4〜6ヶ月人間では6〜9ヶ月頃といわれています。
このアタッチメントが形成されると、対象者には他の人よりも多くほほ笑みかけたりします。
幼児になると後をついて回ったり、こわいことがあると抱き着くなどの行動がみられます。