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帰り道のはなし
飲み屋を出て、馴染みの道を歩く。
あそこの角を曲がればふるくさい木造の平屋がある。
庭には低木と多年草が生い茂り、玄関さえ見えやしない。
あそこの角を曲がれば...
...
マンションだ。
気づけば全部マンションだ。
庭の1つもない10階建てのマンションだ。
灰色の塊、コンクリートジャングルに憚る味気ない巨木。
無関心の象徴。
まるでおもしろみもなく、周囲に溶け込むでもなく、他人を寄せ付けないその雰囲気。
もう、やんなっちゃう。
飲み屋を出て、馴染みの道を歩く。
あそこの角を曲がればふるくさい木造の平屋がある。
庭には低木と多年草が生い茂り、玄関さえ見えやしない。
あそこの角を曲がれば...
...
マンションだ。
気づけば全部マンションだ。
庭の1つもない10階建てのマンションだ。
灰色の塊、コンクリートジャングルに憚る味気ない巨木。
無関心の象徴。
まるでおもしろみもなく、周囲に溶け込むでもなく、他人を寄せ付けないその雰囲気。
もう、やんなっちゃう。
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