【=(イコール)】 & 【≠(ノットイコール)】 & 【alive】
【=(イコール)】
「0+0=0」
「被害妄想激しい系=負け組」
「開きすぎた差=努力できなかった罰」
「勝てるわけないってヘラヘラ笑い
=悔しがってる自分への嘲笑」
「大丈夫って言葉=使い古した嘘」
「染み込んだイメージ=空虚な真実」
「僕の価値=君の価値」
「===」
= それは独りよがりな僕の意固地
【≠(ノットイコール)】
「1+1 ≠ 2」
「天才 ≠ 勝ち組」
「力の限界 ≠ 才能の差」
「嫌い ≠ 嫌い」
「死にたい ≠ 死にたい」
「善人 ≠ 悪人」
「僕 ≠ 君」
「≠ ≠ ≠」
「≠」それは理想
【alive】
僕が生きていても
例えば僕がいない日と
あんまり変わりないのだろう。
身近なとこは少し変わっても、
それは70億を超える分母の上の
ちっぽけな数十の変化で
ちっぽけな僕の声は数十の分子にしか
届かないだろうし
もちろん70億の分母に
届けようなどとは思わない
ただ 流されるまま生きてて
また1日 息苦しいまま
意味もなく終わる。
なら いっそ。
だって生きてたって変わらない。
でもね?
「またね」って君が僕に言うから
「またね」って僕も返してしまうから
そんな、ちっぽけ過ぎる言葉のために
今日も。
明日も。
明後日も。
きっと。
いつか、君が君を見失ったなら
願わくば、僕が。
2016年9月22日 と 2016年9月4日 そして 2016年9月23日
の作品になります。
実際は、ノットイコールの方が先にあり、イコールは返歌といった感じでした。
(その影響か、イコールは若干厳しいものがある気が……)
ちと不思議な雰囲気を味わって頂ければ幸いです。
最後のは、文字数足らず、ということで押し込んだ、みたいな?
それでも、素直に詠めたやつなのかな、と今は思う作品です。
これら、個人的に気に入っている辺りだったりします。