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レベル最大で歩く異世界  作者: 黒猫
4/14

錯乱する元奴隷

今朝書いてた作品が保存し忘れて一度全部消え…トホホ



さて、俺こと岡部光壱、当人は困っていた。いや、まあ、たいしたことじゃあないんだが…


「〜〜っ……」


うん、この子だよ。この子が困りの種だよ。さっきからかなりの間ギュッと目をつぶってプルプルしてるんだが…。何この子、めっちゃ可愛いんだけど。


遠くからでは確信は持てなかったが、近くから見て確信になったな。すれ違えば10人の中の10人は振り向くであろう、可愛い容姿だ。主にロリコンと呼ばれる大きなおじさんがよく好みそうな容姿といえば分かるだろうか?


あ、ちなみに彼女に猛烈な勢いでアプローチしていた魔物(スライム)は俺が倒しておいた。流石に最弱魔物と言われるだけはある弱さだった。蹴り飛ばしたら星になったよね。いや、まあ俺の攻撃力と素早さがあってこそのことだけど。だが、結果として今はその攻撃力と素早さが裏目に出てしまっている。


あまりに素早く屠ったために彼女が魔物がいなくなったことに気が付いていないのだ。


はあ…、いやマジで、どうしようこれ。可愛いけど放置は駄目だよね。いや、可愛いからこそ放置は駄目だよね。このまま放っておけば夜までプルプルしてる可能性がある。とりあえず、触るか。いや、なんでだ。…いや、どうせ現実に呼び戻してあげなきゃいけないし、その手段に触るという方法を選んでも…


「うにゃっ!!!」


「!!」


流石にいつまで経っても衝撃が来ないことに疑問を持ったのだろう。変な掛け声と共に彼女は目を開けた。キョロキョロしている。ちょっと掛け声にビックリしたことは内緒だ。


「……?」


目が合いました。

可愛く首をかしげている。お目々も大きくてクリクリしてるのね。


「ま、魔物は、どこですか?」


魔物?スライムのことだろうか?


「さっきの魔物なら俺が倒したよ。」


ドサリッ


…ん?


「ドサリ?」


え、嘘ん。彼女気絶しちゃってませんか、これ。え?なに?俺と喋ったから?俺の息が物凄く臭かったとか?…いや、考えるのはよそう。臭くはないはずだ。毎日歯磨きは欠かしていない。


ん?てことは、なにか?まさか…スライムから生き延びれたことで、今までの緊張の糸が切れて…的なやつか?いやいやいやいや!スライムだし!スライムで緊張の糸がどうもこうもしようがないだろう!…………え?マジで?


俺はかなり疑問に思いつつも、まさかスライムに負ける訳はないだろうと思い、彼女のステータスを見ることにした。


なんか、丸裸にしてる気分だな。いや、知らんけど。


リリー

レベル5

体力 10/250

魔力 0/80

攻撃力 120

防御力 80

素早く 100


…ふむ。この世界の強さの基準が分からんから一概には言えんが、ざっと見た感じスライム程度には負けないのではないのだろうか?スライムのステータス全部二桁くらいな感じだしな。では、なぜここまで体力が減っているのだろう?森に籠もってレベル上げでもしてたのだろうか。いや、それにしてはレベルが上がってないな。ううむ…


俺はどんどんと謎のスパイラルに陥りながらも、彼女のステータスを眺めていると…




スキル

召喚士

異世界から様々な物を召喚できる(召喚できるものはレベル依存)




ーー異世界に来て初日で帰れそうな手掛かりを見つけた。









さっむ…。森の夜は冷えるな。そして予想以上に暗いし、どこから魔物が出るか分からない。俺一人だと心細くて挙動不審になっていただろう。まあ、彼女はまだ寝てるからほぼ1人と変わらないんだが…。


とりあえず、これからのことを決めておくことにする。主な目的といったものだ。まあ、街道を辿って街に行くといった単純なものだが…。


理由としては街に行かないと食料も補給出来ないし、逆に街に行くことで彼女のスキル、召喚士についてもなにか手掛かりを得ることが出来るかもしれないからだ。


「すー…すー…」


彼女は俺が取り出した簡易的なテントの中で眠っている。このテントは冒険者御用達の四次元カバンの中に入っていた。この中に食料もある程度入っていたのだが、カバンの中に入っている食料だからか基本的に非常食、缶詰とかばっかりなのだ。はやく肉が食べたい。


一番の問題は彼女の説得だろう。俺が元の世界に帰るために協力してもらうように説得する必要がある。うまくいけばいいのだが…。


テントを眺めていると不安がつのってきた。…大丈夫かな…。本当に俺の息が原因じゃないよな?俺の息が原因だったら、説得は不可能だよな…。


不安がどんどん大きくなっていく中、テントの見張りを続けていると、テントから物音がした。


ふむ。起きたか。まあ、悩んでいても仕方がない。出来る限り、歩み寄るしかないだろう。


早速、説得を始めようとテントに近付くと…


「ふぇっ!?こ、ここ!どこですか!?真っ暗です!!怖いです!た、たっ、助けて下さいっ!!」


彼女がいきなり錯乱しだした。


「助かったと思ったのにっ!結局は食べられちゃったんですか、私!?ここは魔物さんのお腹の中ですか!?嫌です!死にたくないですっ!死にたくないよおっ!」


ちょっ、あんまり大声を出したら魔物が寄ってきちゃ…


「いゃぁああああああ!!!!」


ボフンッ


テントが暴発した。


一気に魔物が俺たちを囲む気配を感じる。



交渉は難航しそうだ。






かなりダラダラとした文章になってしまいました。一度消えたものを書き直す苦労と言ったらもう…。

保存はこまめに行っておきましょう。

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