はっ・・・はっ・・・春色大乱闘!
目の前では今だ戦闘が継続している。個々の戦闘力を見れば、乱入してきた女性が他の其れを上回っている。しかし、二人組の絶妙なコンビネーションに阻まれ決定打が出ない。
結果として膠着してしまっているのだ!!
「いや、だから何がどうなってんだよ!?」
神様は全く以って理不尽である。兼定に状況を理解する隙さえあたえない。
「この!貴女兄様のなんなのよ!」
「私は兼定の彼女だ!お前こそ何だ!兼定に妹なんか居ない!!」
「いや、俺には彼女も妹も居ない!ってか、何故知ってる!!」
「さっさとお兄様の前から消えなさい!このメスゴリラ!!」
「黙れ貧乳!歩く飛行甲板め!」
だめだ、埒が明かない。いっそ逃げ出したいが、あの女俺の家族構成まで知っているようだ。逃げ出したら逃げ出したで、後が怖い気がする。
何とか止めて状況を状況を改善しなくては、俺のキャンパスライフが地獄になってしまう!!
「ちょっと、三人とも落ちt「無事か雛井君!!貴様ら俺の雛井君に何をする気だ!!!」
そう言って、突如現れた赤木が一匹戦闘へと加わった!!
「そんな事より私を見てぇ!!!」
更に桃山が一匹。
バキッ「この野郎!」
戦闘は戦争へ。
ガッ「ゴリラが増えたわ!」「落ち着きなさい!まずはメスから狩るわよ!!」
乱闘は大乱闘へ。
ゴッ「いだっ!だが、この痛みがいいわぁ///」
もはや手のつけられない混沌が、そこには顕現していた。