春色大乱………闘?
「ふふふ、カネサダ君は流されやすいのだな。さては、受けだな?」
「………は?受け?」
謎の人は、謎な事を言い出した。
………あぁ、そうか。赤木さんの告白は男に対する告白だからな。そうなれば、おホモ達なイメージが浮かぶだろう。しかも、俺は俺で告白を拒否していない。
そうなれば、俺には晴れてBL容疑がかけられる。
………って!
「俺は違う!」
「む、ならば両刀か!?」
「ねぇよ!」
「む、そうか………残念だ。」
「何故っ!?」
「両刀なら乱○パーティーなんかに誘っても、抵抗なく参加してくれるだろうからな!」
「しねぇよ!」
「はっはっは、突っ込みの元気は一人前かぁ。ベッドの上でも、さぞかし元気に突いてくれると期待してるぞ!」
…………はぁ、何故俺は公衆の面前てセクハラを受けているのだろう。
「…疲れた。」
「おや、もう萎えたのか。案外スタミナが無いのだな。」
「誤解を招くような言い方をしないでください。」
「むむ、そうか。では、言い直そう。意外と粗○ンなんだな!」
「違うでしょう!大体アナタは何者ですか!」
「私か?私は桃山。桃山いろは(モモヤマいろは)だ。宜しくな、カネサダ君っ!」
と、こちらをのぞき込んできた。
「いや、そうじゃなくってでっっっっ!!??
その時、気付いてしまった。桃山いろはを包み込んでいたコートの中身に。
こ、こいつ………コート以外何も着ていない!?
「ふふふ、気付いてしまったしまったか。私の秘密に!そうとなれば長居は無用!さらばだ!カネサダ君!」
混乱状態の思考の片隅で、声が聞こえた。
こいつ、ワザと見せやがったぁ!