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つぶやき

作者: 馬尻多欠
掲載日:2025/11/29

人は、周りの目を気にする生き物だ。そう言われている。しかし、僕にはそのことが本当なのかわからない。第一なぜそうわかる。他人のことなどその人になってみなければわかるはずがないのに。


僕は20歳で男、ここでは…名前をAとしておこう。僕は周りから見ると「the 普通」といった感じの大学生だ。普段は大学に行ったりバイトをしたりしている。たまに友達のB君C君D君EさんFさんで遊びに行く。このメンバーのうち何人かが欠けるときや他の人が来るときもあるがもともと似たような日に遊べる人が集まってできたグループなのでそういうことは少ない。僕はB君に誘われて明日カラオケに行くことになった。B君は明るい性格でグループのリーダー兼ムードメーカー的存在だ。いつも僕のことを誘ってくれる。僕は明日のことを楽しみにしながら講義を受けた。夜、僕は布団に入りながら明日のことを考えていた。

(明日は何の歌を歌おうかな、D君は面白いし、Eさんとも会えるのか…)

そこまで考えて思った。

(そういえば最近みんなと話していなかったし、仲間はずれにとまではいかないと思うけど少し不安だな…いやけど誘われたということはないはず、けど…)

そう思考のループに入ってなかなか眠れなかった。


僕は次の日起きるとまだ不安に思っていた。少し憂鬱な気持ちで食事を済ました。そして10分程度考えて、もう迷っていても今日一緒に遊ぶ事になったんだからしようがない、とさっぱりとネチネチとしたくどい考えを切り落として皿洗いを始めようとした。すると「ピンポーン」と早朝に耳障りな音がなった。顔をしかめて出てみるとやはりそこにはC君、いやCがいた。

「だから迎えに来なくていいっていつも言ってるじゃん」

「ひきこもって君が来ないかもしれないと思ったからさ」

僕はイライラしてCを睨んだ。んなわけないだろ、と思った。数分前までその結果に至りそうなまで悩んでたということも忘れて。

「第一僕が約束してこなかった時があるか?」

「ないね」

「じゃあ来んな」

と言って僕はキッチンに戻ってCの不快な声も無視して皿洗いを始めた。

(そもそも皿洗い前に来るなよ、放置していたら気持ち悪いじゃないか)

と理不尽なことも考えていた。

ひと段落つき、出てみるとまだそこにはCがいた。

「それじゃあ、行こうか」


二人でカラオケにつくとみんなもうカラオケ前に着いていて、待たせていたようだった。

Cがごめんごめんと笑いながらみんなに言って、

僕にこっそり

「迎えに行ってよかったかな?」

とささやき声で言ってきたので、

「うるさい」

とはねのけた。

少しだけすっきりした。

カラオケ店にみんなで入るとEさんが注文用のタブレットを素早く操作し、

「◯◯◯番の部屋だよ」

と、言ってさっさと行ってしまった。

「相変わらずだな」

D君は苦笑した。

「そこがいいんだろう?」

と、B君が笑いながら言った。

僕もひっそりとB君に賛同しながら

「確かにここにいても意味がないし、早く行こう?」

と言ったのでFさんも

「うん」

と言い、僕達はEさんに言われた部屋に向かった。


部屋に入るとEさんがスマホを触っていた。

「来たよ」

「了解」

Eさんはスマホを無地のバックパックにしまうとタブレット端末を手に取り、静かに言った。

「最初は誰が歌う?」

「それじゃ俺が歌うよ」

EさんがCに端末を渡すとCは文字を打ち込み、マイクを持つ。

「誰か一緒に歌う?」

「じゃあ俺が歌うよ」

B君が名乗り上げた。

そして、流れてきたのはベタな歌詞とメロディーの歌だった。

Fさんはメイクをし忘れていたのに気づき、化粧品を取り出した。


まだFさんのメイクは終わっていないのに、正午を過ぎた。

B君が

「そろそろ昼飯を食いに行くか」

と言うと

「待って」

と焦った。

「まだメイク終わってないの?ハハハ」

とC君が言った。

「じゃあFのメイクが終わってからにするか」

B君がそういったのでFさんは心底ホッとしたような表情をして、

だが、急いでいるように見えた。

そんなに焦らなくても、と思うがそれを言うと更に焦りそうなので言うのはやめた。

初めて書いた文章です。今回のものはとりあえず上げてみたもので推敲もまだしていない状態です。おそらくしっかりしたものが今後上がると思います。シリーズものではありません。

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