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廻る季節に急かされて

一月の孤独

作者: 雪傘 吹雪

 一人、煌々(こうこう)と光る画面を見つめる。


 それには何にも生産性は無い。だけど、こうする事位しかやれる事が無い。勉強をしなくちゃいけない。そう分かっているけど。でも、何だかやる気が湧かない。

 今日は塾も無いし別に良いかな、と思ってしまう。


 そういえば、塾と予備校の違いって何なんだろう。手元のスマホで調べてみる。


 ふぅーん……。塾は学習全般を教える所で、予備校は受験に向けた勉強をする所かー……。


 知ったって明日には忘れてそうだな。


 それにしても、やっぱり学校に行かなくて良いってとんでもなく楽だな。


 私は椅子から立って、横のベットに寝っ転がった。


 机の上の歴史の問題集に気を掛けていない訳では無い。だけど、どうしても進まない。


 私は物事に集中する事が極端に苦手だ。授業中も基本別の事ばっか考えていて、当然その間に言われた事は一切頭に入っていない。

 それに、自主勉強もそんなんだからまともに出来ない。


 そのくせ、何故かテストではまぁまぁ良い点が取れるからウザい。


 周りからの期待や羨望が辛い。


 本当の私は何も出来ないのに。ずっと、ベットで横になっているだけなのに。周りは現状以上の私を求めている。

 それに答えられる程の余力も、もう残っていないよ。


 あぁ、ずっと休みだったら良いのにな。冬休みが最高過ぎる。


 学校なんて行きたくない。勉強は面倒くさいけど、それはあんまり関係ない。朝から塾があっても、私は普通に起きられる。

 学校に行くと思うと起きられない。ずっと布団に籠っていたくなる。


 理由は多分、人間関係。


 私の人生で人間関係を上手く構築した事は一度も無かった。


 いつも、どこか歪んで、捻じれてる。


 だから、嫌になっちゃった。


 どうせ、ずっとぼっちだよ、私は。


 だから、学校なんて行きたくないのに、行かなきゃ成績下げられるだろうし、親からも何て言われるか分からないし……。


 行かなくちゃダメなんだろうなー。


 何で皆は普通に通えるんだろう。


 何で皆は楽しそうに通えているんだろう。


 私と皆では何が違うんだろう。


 何処で間違ったんだろう。


 私も笑顔で学校に行きたい……。


 私はうつ伏せになり、顔を枕に押し付けた。


 部屋には私のすすり泣く声が響いた。

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