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死者の世界ファンダルアの物語  作者: リィズ・ブランディシュカ
序章
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序章



 たくさんの人の幸せの為に。


 俺は戦い続ける。


 そのためなら、どれだけの人間が死んだって良い。


 この世でどれだけ自分が不幸になっても、自分が傷ついてもいい。


 それは他人だって同じだ。


 どれだけ不幸になて、傷ついてもいい。


 だって、きっと、全てが終わった後は、みんな平等に幸せになれるはずだから。


 あの世界が、俺達を幸せにしてくれるはずだから。


 けれど、「そんな考えは狂っている」という人達が立ちはだかる。


 俺達の考えを消そうとしてくる。


「それは危険なものだ」


「人間を人間でなくするものだ」


 そういって。


 どうしてそんな事を言うのだろう。


 俺達は、彼等の言う事が分からなかった。



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