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神王  作者: ミリオン
第1章 転移からの築城
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第四話 説明

リョクの一人称を(わたくし)に変更しました。



9日ぶりの更新ですが、楽しんでいただけるよ嬉しいです。

 とりあえず本の精霊たちに名前をつけ終わったので、詳しい能力を聞いていこうと思う。

 ちなみに精霊たちは黒、白、赤、緑、青といった黒以外は見慣れない髪の色なのに、違和感がなく、しかも全員顔立ちが整っている。

 一応


「とりあえず、名前もつけ終わったし、どんなことができるのか教えて欲しいんだけど」


 僕はそう言いながら、見回すついでに椅子代わりにできる物はないか探したが、見える地面は溶岩が固まったのばかりなのでそんなものはなかった。

 仕方なく立ったまま話そうと思ったのだった。



「はい。畏まりました。ではまずは私から本の力を説明させていただきます」


 リョクがそう言った。ちなみに(わたくし)だ。


「私の本の力は主様の故郷である地球の物を召喚できるというものです。が、本はシラノの領分ですので私は召喚できません。その他は基本的になんでも召喚できますが、そのものにおいてそれ相応の魔力(MP)が必要でございます。1日の使用制限は10種類です」


 リョクは最後に綺麗な一礼をして、締めた。


「分かった。では、早速だが、銃器や飛行機、それに核兵器も召喚できるの?」

「はい。どれも可能です」


 そうか。なら後で銃器を取り出そう異世界で現代兵器のチートだ。ムフフフ。

 と、黒透は内心で妄想して笑っていた。


「では、次は自分が」


 とセイが言った。


「自分の本の力はリョクに似ていて地球の生物を本から召喚して飼うといいものです。

 正確には主様のこに絶対服従で、命令を理解するのです。ただし、召喚の際は種類をある程度細かくしなければいけません。必要な魔力は生物ごとにより異なります。1日の使用制限は10種類です」


 と、言うセイの説明が終わった。

 なるほど、モフモフなものも飼うことができるのか。

 だが、聞かなければならないことがある。


「恐竜は召喚できるの?」

「はい。可能です。ですが、未来に進化した生物は召喚出来ません」

「それは、私の力にも言えることでございます」


 セイが答えた後に、リョクが言った。

 そうか。どっちも未来は無理か。


「次は私のを説明させてください」


 とシラノが手を上げながら言った。


「私の本の力はリョクが言ったように本を召喚する力です。ただし、私のは地球だけではなく、この世界のも召喚出来ます。そして、本は主様がこちらに来た以降の物は召喚出来ません。魔力はどれも同じで、使用制限は1日10回です」


 と言って説明が終わった。

 セイやリョクの時もそうだったが、できないことを言う時は悲しそうな顔を少しする。


「つまり、未完結作品は・・・」

「主様がいた時に作者が生きていようが死んでいようが、未完結のままです」


 と、言われ僕は肩を落とす。


「申し訳ありません。主様」

「いや、できないものはしょうがないよ」


 僕が気を取り直してそう言うとシラノは少し嬉しそうになった。自意識過剰かな?


「では、次は私が」


 とクロミが言った。


「私の本の力は神話の怪物や伝説の生物などを召喚することができます。例えば北欧神話のフェンリルやヨルムンガンド、ギリシャ神話のヒュドラなどです。魔力は単体しかいないものと種族として呼ぶもので違います。使用制限は1日一種です。もちろん召喚された者は主様に服従いたします」


 と、クロミの説明が終わった。

 召喚する怪物は強いのが来るといいな。


「ちなみに複数のってなにがいるの?」

「例えば、ヴァンパイアや、ケンタウロス、それに巨人がおりますね」


 なるほど。やはり、複数召喚できる者は弱いのかな?


「そういえば、創造主様が『適当に創ったから神話とかと関係ない力があったり、大袈裟なものとかがあるかもしれない』っと仰っておりました」

「え!?創造主って誰!?」


 クロミが言ったことに僕が聞き返した。


「へ?創造主様はこの世界をお創りになった方ですよ?」

「この世界を創ったってことは、僕をここへ連れてきた奴?」

「ええ、そうですね。主様をこの世界にお連れになられたのも創造主様です」


 クロミが言ったことに僕が聞き返し、それにアカリが答えた。


「じゃあ、なんでその言葉をクロミが知っているの?」

「へ?どういうことですか?みんな知っていますよ」


 そう言ったクロミの言葉に他の精霊が頷く。


「いや、そう言うことではなくて、話したことがあるかと聞いているんだけれど」

「いえ、私達如きがお話しできるわけがございません」


 と、リョクが言った。


「じゃあ、なぜ知っているの?創造主から聞いたことがないなら、誰から聞いたの?」

「「「「「っ!!」」」」」


 全員がそれは思いつかなかったようで、驚きの表情を見せている。


「分かりません。ですが、創造主様からの御言葉だと私は認識しておりました」


 クロミが(最初に言ったからであろうが)代表して言い、頭を下げた。


「そうか。分かった。とりあえずは、アカリの説明を聞こう」


 あの神だと僕達に名乗った奴とクロミ達の言う創造主が同一人物(神物?)なのはまず間違いない。問題なのは、精霊達が話していないにもかかわらずに、創造主の言葉(・・・・・・)だと、認識していることだ。恐らく刷り込まれたんだろうが、何故僕にそんな事を教えるんだ?全員に似たようなヘルプのような事を教えているのか?

 まあいい、とりあえず、アカリの説明を聞こう。

 この時僕は気がついていなかった。僕の後ろは移動したとはいえ崖であった。その崖から覗いているものがいたことに僕が気がつくべきだった。


「では、私の本の力を説明いたします。

 私の本は神を、いや、地球の神話の神だけでこの世界の神とか、本物の神とかはもちろん召喚出来ませんが。

 とにかく、私の力は英雄の「ギ、ギー!!」


 その、頭の悪そうな声を聞くまで、誰一人として気付かなかった。そして、その声が聞こえた時一斉に全員がその声の方向を向いた。

 いや、正確には1名は向けなかった。何故ならーーー


「ヴッ!!」


 ーーーそんな声にならない声を出しながら吹き飛んだからだ。

 飛んだのは僕、黒透であった。僕は殴られて吹き飛んだ。

 僕は転がり、頭の痛みと戦いながら、起き上がった。

 そこで見たのは、僕の半分くらいしかない背に緑色の肌で醜悪な顔をした。地球の創作物で《醜悪な妖精(ゴブリン)》と、呼ばれるもの達だった。


誤字脱字、直した方が良いところなどや気がついたとことなどを教えて欲しいです。


感想なども欲しいです。



次の話から、一人の英雄が登場する予定ですが、知っている神話の神や、伝説の生物などを教えてもらえると嬉しいです。

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