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神王  作者: ミリオン
第1章 転移からの築城
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第三話 本の精霊

 いつもより長くなってしまいましたすいません。

 鑑定でステータス見れたのはいいけど、数字が強いか弱いかわからない。

 1000とか、900とかあるから結構高そうな気がするんだけどなぁ。

 いや、でも、平均的な村人が平均値1000とか言われたら傷つく気が・・・・・。

 ま、それは問題だが、そのうちわかるだろう。

 レベル1だしあまり楽観視しないほうがいいのかもしれない。

 あれ?そういえば職業は!?こういうのには職業ってあると思うんだけど。



 結局、職業の取得のページがないかなど探してみたが、あのステータス以外にページはなかった。


 と、いうわけで次はスキルを確認しよう。

『鑑定』は使ったので大体わかるが、『五つの書』というのはどんなのだろうか。

 とりあえず、『鑑定』の時と同じように考える。

 地面に胡座をかきながら考える。

 すると、五つの本が出てきて浮きながら僕の周りを回っている。

 赤、黒、青、緑、白といったそれぞれの色の表紙をした本が回っている。


「うーん出たはいいけど、どうしようか。

 とりあえず、【鑑定】をしてみようか」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【神と英雄の書】

 赤い表紙の本

 神話の神や物語の英雄を召喚できる。

 1日の使用制限は一回。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【神外の書】

 黒い表紙の本

 神話の怪物や神ではない種族などを召喚できる。

 1日の使用制限は一種。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【地の星の生命体の書】

 青い表紙の本

 地球の生物を召喚できる。

 1日の使用制限は10種。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【地の星の物品の書】

 緑の表紙の本

 地球の物品を召喚できる。

 1日の使用制限は10種類。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【知識の書】

 白い表紙の本

 地球と異世界の本を召喚できる。

 地図なども含まれる。

 1日の使用制限は10回。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 と、出てきた。

 す、すごいスキルだ。

 使用制限が回数だったり、種類だったりするのは気になるけど、だが、1日の使用制限ってことは1日経てば回復するということ。

 しかも、地球の物品ってことは、銃とか、爆弾とか取り出せる可能性が高い。

 赤いのと黒いのはよく分からないが、神話ってことは、ギリシャ神話の浮気神(ゼウス)とか、嫉妬神(ヘラ)とかってことだよな?

 一応、神ってくらいなんだから強そうな気がする。

 とりあえず、物は試しと回って目の前に来た赤い表紙の本を手に取ろうとする。


 バチンッ!!


 そんな音がなって弾かれた。強い静電気が走ったように手が痛い。

 ん?目の前に質問が文字に書かれて出てきた。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 このスキルは解放をしなければ使えません。

 スキルを解放しますか?

 はい        いいえ


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 と、書かれていた。日本語で。

 なんで日本語なんだ!!こういう時は「別の世界の言語がなぜか読めた」っていう展開じゃないのかよ。

 まあ、それは今置いといていいとして。

 とりあえずスキルを解放しなければ使い用もない。


「解放してみるか」


 というわけで「はい」と念じる。

 すると、本が僕から少し離れて、本が開きそこから人が出てきた。

 出てきたのは一つの本で一人の男二人女三人で計五人の男女だった。

 ほ、本から人が!?

 と、文面では驚いてはいるが、実際はここまでくるとあまり驚いてはいない。

 本から出てきた五人の男女は跪きこんなことを言った。


「解放して下さってありがとうございます。主様」


 跪かれただけでも驚きなのに主様ってなんだ!?

 い、いや、驚いてはいないぞ、驚いてなんかない!!

 と、見ようによっては驚いてるようにも引いてるようにも見える格好をしながら考えていた。


「主様。私達に名前をくださらないでしょうか」


 緑の髪の老人がそう言った。

 本から出てきた人達は髪の色が本の表紙と同じ色なので見分けがつきやすい。


「え?名前?」

「はい。名前です」


 僕が驚いたようにそう返すと、赤い髪の女がそう言った。


「なんで名前を?いや、それ以前に君達誰?」

「これは失礼いたしました。主様」

「我々は主様のスキルに宿された精霊です」

「私達は主様に創造されたと入っても過言ではありません。つまり、主様の物なのです」

「我々は解放されたばかりで名がありません」

「呼ぶのにも不便でありましょうため。我らに主様から名をもらいたいのです」


 と、青髪、緑髪、白髪、赤髪、黒髪の順に答えた。

 なんか、どうしても名前が欲しいという熱意がある気がする。

 まあ、当然か?自分を表すものだし。


「とりあえず、何者なのかと、名前が欲しいのはわかった。僕でよければ名前は考えよう。

 だから、とりあえず立ってくれ」


 僕がそう言うと精霊たちが立ち上がった。明らかに嬉しそうだ。

 さて、まずは、緑髪の老人からにしようかな。

 この男性は歳はとっているような見た目はしている(まあ、緑の髪なのだ)が、歳をとったから衰えてるという感じはせず、強そうだ。服装は執事のような燕尾服を着てい立ち振る舞いも整っている。ちなみに顔は整っており、なんとなく起こったら怖そうな顔である。

 そんな執事精霊の名は・・・


「まずは、緑髪の精霊から名前をつける」

「はい」


 返事をしながら執事精霊が前に出て跪く。


「今日から君の名前はリョクとする」

「はい。主様。私はリョクと名乗り、主様に誠心誠意仕えることを誓います」


 執事精霊の名は髪の色からリョクとした。

 次は・・・青髪にしよう。

 青髪の精霊は僕より年上のような感じだ。

 だが若い。リョクが5、60代だとすると、こっちは20代になったばかりくらいだ。青精霊は旅人の着るような長袖長ズボンのふくを着ていて、頼り甲斐のある感じである。因みに顔はリョクと同じく整っており、街を歩いていたらナンパでもされそうな感じだ。

 そんな青精霊の名は・・・


「次は青髪の精霊に名をつける」

「はい」


 返事をしながらリョクと同じように前に出て跪く。


「今日から君の名前はセイとする」

「はい。主様。自分も今日からセイと名乗りリョクやすぐ名前をもらうであろう精霊たちとともに仕えることを誓います」


 青精霊も髪からつけた。

 次は黒髪の子にしよう。

 黒髪の子はローブを着ている魔法使いはこんな感じって子である。年は僕と同じくらい(というか、女三人はほとんど僕と変わらなそうな感じ)で、背は高くなく、150に入ってないくらいだ。ちなみに僕は155位である。同じくこの子も顔が整っており、かわいいと言った感じである。

 そんな黒精霊の名は・・・


「次は黒髪の精霊に名をつける」

「はい」


 前の二人と同じように出てきて跪く。


「今日から君の名前はクロミとする」

「はい。主様。今日からクロミと名乗り主様と生と死を共にし、仕えることを誓います」


 なんか言ってることが怖い気がする。

 黒精霊も当然髪から付けた。

 次は黒ときたら、白い髪の子からつけよう。

 さっきのクロミは黒のローブの魔法地下のようだったが、こっちは白いローブで対をなすようになっていた。あっちが黒魔法だとこっちは白魔法か。精霊は全員顔立ちが整っているため当然この子も整っている。この子はメガネもかけていた。瓶底メガネのようではないが、丸いメガネを掛けていた。

 そんな白髪精霊の名前は・・・


「次は白髪の精霊に名をつける」

「はい」


 今までの精霊たちと同じように出てきて跪く。


「今日から君の名前はシラノとする」

「はい。主様。私は今日からシラノと名乗り生涯をかけて主様にお仕えいたします」


 こっちは言ってることが重い気がする。なんで生涯?

 白髪精霊も髪の色から考えてつけました。

 最後は赤い髪の女の子だ。この子も俺と同じくらいの年齢であり、顔立ちも整ってる綺麗な子だ。紅白の巫女服のようなものを着ており、タスクを巻いて袖を短くしている。

 だが、巫女服と言っても、本当に巫女って感じではなく、そのまま戦いそうな活発そうな巫女服である。

 そんな赤精霊の名前は・・・


「最後に赤髪の精霊に名をつける」

「はい」


 そう言って他の四、人?と同じように前に出て跪く。最後にふさわしいような綺麗な仕草だった。

 そんな仕草をされるほどのものでもないけどね。


「今日から君の名前はアカリとする」

「はい。主様。今日からはアカリと名乗り、主様に全てを捧げることを誓います」


 また重い気がする。全てを捧げると誓われても困るんだけど。

 とりあえず全員の名前付けられたなあ。名付けって疲れる。

そういえば人は一人、二人

神様は1柱、2柱

では、精霊はなんて数えるのでしょうか?一人、二人でいいのかな?

知ってる人いたら教えて欲しいです。



この下から五つの本の簡単な説明。


【神と英雄の書】

赤い表紙の本

神話の神や物語の英雄を召喚できる。

精霊はアカリ。


【神外の書】

黒い表紙の本

神話の怪物や神ではない種族などを召喚できる。

精霊はクロミ。


【地の星の生命体の書】

青い表紙の本

地球の生物を召喚できる。

精霊はセイ


【地の星の物品の書】

緑の表紙の本

地球の物品を召喚できる。

精霊はリョク。


【知識の書】

白い表紙の本

地球と異世界の本を召喚できる。

精霊はシラノ。

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