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神王  作者: ミリオン
第1章 転移からの築城
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第二話 確認

主人公の名前を黒兎に変更しました。

 僕の名前は朱宮黒兎という。

 王進学園の中等部3年生だった。

 僕はつい先程まで学校で授業を受けていた。

 神を名乗る者の声が聞こえ、そして意識を手放した。

 次に目が覚めた時には真っ白い空間にいた。

 そこに飛ばされたような感じだった。

 飛ばされた時僕は考えた。

 これからどうなるのか、何故こんなことをしたのか、それを神が答え、それを聞いて考えた。

 他の人がパーティーを組もうという時も考えていた。

 いや、考えてたというより、妄想していたという方が正しい。

 僕はゲームなどが好きだ。

 そんな世界に行くなら楽しみじゃないわけがない。

 パーティーに入りたいと思わなかったし、誘われなかった。

 もちろん友達がいないわけじゃない。

 僕の視点ではあるが、親友と呼べる人も学校には1人いるし、友達も学校に複数人いる。

 もしかしたら誘われなかったのではなく、聞いてなかったのかもしれない。

 誘われてようが誘われないが関係ない。

 結果はパーティーは組まなかった。

 次のカードに触るのも当然僕は1人で触った。

 僕のカードに書かれていたのは、遥か下に見える雲海と高山植物すらない崖だった。

 そして僕はまた意識を手放した。






















 僕は次に目覚めたのはカードに書いてあった崖だ。

 僕は遥か遠い真下に雲海が広がる崖の上に寝っ転がっていた。

 起き上がり、自分を見る。

 髪は黒いままだし、来ている服や履いている靴は学校の物だ。ブレザーと呼ばれる制服に上履きを履いている。

 ポケットの中の物は、ティッシュやハンカチはあるが、鞄が無いので金やその他のは無いか。

 とりあえずは体の調子を確かめる。

 まずは手を握ったり、跳ねたりしてみる。

 おかしい・・・・・どう考えても体が軽すぎる。それに力がすごく強くなったような気がする。

 試しに正拳突きを(習った事なんてないので上手くできないが)するとしっかりとした空手家でもできないんじゃないかという位の突きが打てる。

 次に蹴りをしてみる。

 うん、やっぱり強い。

 次は白い所じゃ出来なかった声を出してみる。


「あー、あー、あえいうえおあお、かけきくけこかこ。

 うん、しっかりと話せるな」


 白い所のように話したくはなくならないようだ。

 とりあえず体は大丈夫そうだ。

 大丈夫どころかすごい体になっている気がするけど。

 次は辺りを見回す。


「あー、下みると怖いな」


 雲海が広がり絶景だとはいえ崖から真下を見るのはやっぱり怖い。

 辺りを見回すが植物のような者は影も形もない。


「ま、当然か、ここは標高高そうだもんな」


 ん?あれ?なんで雲海がこんな下にあるのに全く息苦しくないんだろう。呼吸しているはずなんだけどな?

 うーむ。ま、いいか。それ気にしたらこんなに体が軽い事だとかなんでここにいるのかもわからないんだし。


 さて、これからどうしよう。

 あの神はここはゲームのような世界だといっていたよな?

 つまり、ステータスがあるはずだ!!!!

 こういうラノベとかの定番といえば、念じるか、声に出すか、自分だけに見えるアイコンを押すとか、そんな感じのはず。

 じゃあまずは、念じてみよう。

 ステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータスステータス..............


 うん、全然出てこない。

 じゃあ次は、声に出してみよう。


「ステータス」


 ・・・・・・・うん、また開かない。

 うん?開かない?あ!!


「ステータスオープン」


 ・・・・・・・・うん、出てこない。

 あとは、自分だけに見えるアイコン探すとかだけど・・・

 見えない。いや、どこにもない。




「どうすればいいんだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」



 崖から叫んだ。

 目の前には雲海が広がるばかりで山がないので、山彦にはならない。

 もうしょうがない。諦めて、ここを探索してみるか。

 そう思い崖とは逆の山に行く。

 山はここから見ても高くこの位置が高いのだから、標高いくつぐらいなのか気になる。

 地面を見れば、溶岩が固まったようで、穴がいくつも空いている。

 地面だったであろう小石を見つけ、手に取って見てみる。

 こんな小石じゃあ見てもわからない。

 何か知る事は出来ないか、そんな思いを込めて石ころをみる。するとーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【デンジャー山の溶岩】

 魔素の豊富なデンジャー山から流れた溶岩。

 特殊な意思があるかのように毎回流れる位置が異なる。

 小さな欠片でも大量の魔素を含む。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ーーー説明の項目が頭に浮かんできた。


「そういえば、あの神が鑑定をつけてくれてるって言ったっけか」


 そう言いながら思い出した。

 ま、鑑定も定番だよな。なんで思い出さなかったんだろう。

鑑定があるってことは、こういうのは自分を鑑定する!!

と、いうわけで鑑定と念じる。するとーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

        【朱宮 黒兎】


レベル         1

HP         1080

MP         1567

STR         765

INT         980

VIT         897

MEN         973

DEX         680

AGI         955


スキル

鑑定   五つの書

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ステータス画面が出てきた。

うん、強いか、弱いかわからない。

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