表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不思議な現実?  作者: チビ猫
5/25

ピエロの微笑み

6 タイムスリップ?


さとし「着いた。ここだよ。梅太郎さんが勤めている、お城だよ。」


連れて来られたのは、家の玄関の扉を開けた時に、目に映ったあのお城だった。


智恵「此処は、初めてこの世界に来た時に見た、風景だよ。間違いないよ。このお城見憶えあるもん。」


さとし「え?智恵ちゃん此処来たんだ。此処は、非現実国の幻城だよ。綺麗なお城でしょう。この国の自慢のお城なんだ。でも、今お城の姫様たちが居なくなって大変なんだ。」


智恵は、さとし君の話を聞いて梅太郎の言葉を思い出していた。


梅太郎「拙者は、非現実国から来た、才谷梅太郎で御座る。姫様達が居なくなって探している所で御座る。」


智恵「やっぱりそうだ。さとし君に此処が非現実国って聞いた時、梅太郎さんが言った事を思い出したの。梅太郎さん非現実国から来たって、それに姫様達が居なくなって言っていた。私、異次元にタイムスリップしちゃったんだ、どうしょう。」


そう言って智恵は、頭を抱えて、座り込んでしまった。


智恵の姿を見たさとしは、突然オドケて見せた。


さとし「元気を出して、大丈夫だよ。僕が付いているよ。だって僕ピエロだもん。さあ、笑って。」


さとしは、精一杯の微笑みを智恵に向けた。


智恵「有り難う。流石ピエロだけあって、笑わせるのが上手いね。もう、平気だよ。落ち込んでなんかいられない、早く梅太郎さんを見つけて、元の場所に戻らないとね。」


智恵は、さとしを見つめて微笑んだ。


さとし「良かった。元気を出してくれて。僕ピエロの仕事に、誇りを持ってるから、本当に嬉しいよ。さあ、梅太郎さんを探そう。次は、幻城に行ってみよう。」


さとしは、智恵に万弁の笑顔を見せて、手を差し出した。智恵はさとしの手を掴み、歩き出した。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ