表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

■第一話■

俺はヤマト。県立の高校にかよう、ごく普通の、どこにでもいる一般的な高校生だった。


「うぇぇ・・目になんか入った!?」


目が痒い、そんな誰にでもあるごく普通の現象で、目をこすりながら

近くの公園のトイレに入り洗面台で目を洗い流して

ふぅー。と一息吐きながら鏡を見て、ヤマトは驚愕した。

「なんだ、これ!?」

目が、真っ赤だったのだ。

これだけ聞くと、ただのこすりすぎに過ぎないのだが、

白目部分は正常に白く、赤いのは黒目の部分だ。


これ、どうしようか。

両目赤って・・・厨二じゃねぇ!?

恥ずかしくてトイレから出られねぇよ・・・。

「・・・・病気かな?」

いや、まさか。こんな病気聞いたことがない。

つか病院に行くのが嫌だ。

なんか精神科とか勧められそうで。

「はぁ・・・・お?」

時間が経つにつれ、真っ赤だった俺の瞳部分は徐々にもともとの黒さにもどり始めていた。

これで、帰れる・・・・。

少し安心してトイレを出た。



━━━━━━━━━━━━

━━━━

━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━


その光景の一部始終を2人の少女は木の上から見下ろしていた。

「・・・アイツ、能力持ちじゃん」

「壊しちゃおうよ、クロトちゃんっ♡」

ひとりの少女は、自分の背丈よりもはるかに大きい鎌を持ち

ひとりの少女は、研ぎ澄まされたナイフを数十本持っていた。


「トイレを出たところ、ザクっと行く?」

「よし、いいねそれ」

「どっちが接触しようか?」

「んー、私が接触する」

クロトちゃんに上からザクっといってほしいなぁ、とケタケタ笑いながらソラは続けた。

「了解」

クロトは、うさみみの黒いフード付パーカのフードを深く被り、

少しニヤッして返事をした。


さて、行きましょうかとでも言わんばかりにソラもフードをかぶる。





「「━━━━・・・・さぁ、楽しい遊びの始まりだ」」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ