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現状をおさらいしよう。

分かっていることをまとめると、以下の通りだ。


・ここはいわゆる異世界である


・体調不良の原因

 こちらの世界に来る際、体を再構成するポイント(詳細は後述)が足りず、体が小さくなってしまった。ギリギリまで大きくするため、脂肪や筋力など削れるところを削った結果、極度の衰弱状態に陥った。


・転移直後の状況

 即座に衰弱死しかけ、半分無意識にネット通販で栄養剤を購入した。その結果がこの段ボールである。推測だが、この栄養剤のおかげで何とか命拾いしたようだ。


・ポイントが足りなくなった原因

 深酒をして答えた希望を叶えた結果。今いる建物はその希望の産物であり、自宅になるとのこと。


・現在、ネット通販は利用不可

 理由はポイントがないから。ポイントを貯めるべく設備を停止したため、最短で9日後に利用可能になる見込みである。


・ポイントの貯め方

 私有地を管理・運用すると増える(私有地とはどういうことだ?)。ここへ送り込んでくれたなにかは、私にスローライフをお望みのようである。


・元の世界の荷物について

 アパートなどにあった荷物は自宅内にある。おそらく???に入っているが、そこへ入るためには100ポイントが必要。


・食料は?

 頑張って手に入れろ。当面は手元にある栄養剤21缶で食いつなげ。


・現地通貨は?

 頑張って手に入れろ。


・一番近くの人里までどのくらい?

 歩いて一日。


・貯金は?

 ネット通販で使えばよろし。現地では使用不可。


今後の方針というか、予定としては以下のように考えている。


【今後の予定】

中期計画:1年を目標に、農業生産ができる環境を整える。生産した農作物を元手に、現地通貨を手に入れる目途を立てる。


短期計画:ネット通販利用までに農業生産ロードマップを策定し、必要となる道具類をピックアップする。また、1年ほど食いつなげる食料を見積もる。


次の短期計画は、今回の計画で作成するロードマップをもとに、期ごとの目標を立てていく形になる予定だ。

そうと決まったところで、短期計画をクリアすべく調べ物をせねばならない。しかし、どうやって?

手元にはタブレットくらいしかないから、これで調べるわけだが……。


普通のタブレットなら、ホームボタンで戻ってWebブラウザを選択し、ネットサーフィンをするものだ。しかし、そもそもホームボタンはどこよ。アプリが表示されるホーム画面てどれよ。

ペタペタと画面を触るけれど、全く画面が変わらない。

このタブレットもどきにはメニューに戻るようなボタンがないので、どんな機能があるのかさえ分からない。

つまり、やりたいことを口にして、その機能が出てくるかどうかを試すしかないわけだ。何という不親切仕様のUIユーザーインターフェース

何ができるかなんて、正直思いつかない。発想力ゼロの私にはなかなかの難問だ。便利機能とかもあると嬉しいけれど、すぐに思いつかないし使いこなせる気もしない。


ともあれ、ネットサーフィンがしたい。

今までと同じく要望を口にした。移住時の条件にネットができることを出したから、これはできるはずだ。

「ネットで調べ物をしたい」

そうタブレットに言うと、ネットへ繋がった。


ネットとネット通販は別物のようだ。

機能が全然違う。お安いサイトの方がいいと、いつもの検索サイトから通販サイトを開こうとしたが、開けなかった。密林もヤッホーも、フリマサイトもだ。正確にはページ自体は見られるが、会員登録やログインができず、購入手続きに進めない。

各種アカウントにログインできないので、Webで確認できるフリーメールも開けない。

メールだけでなく、各サイトのお問い合わせフォームなども全滅。当然のようにネットバンキングも利用不可だ。残高がいくらあったか確認することもできない。


ネットは見るだけということだ。

調べられるだけでもありがたいのだけれど、少しがっかりした。

気を取り直して、今後の作業を決めるべく調べ物を始める。この体躯でも可能で、専門知識がなくても失敗しにくい食料生産を……と、判らないなりにネット情報をもとに計画を練っていく。誤った情報も混ざっているだろうけれど、真偽が判別できないのが怖いね。

なるべく公的機関や知名度の高い企業が出している情報を優先にしつつ、複数のサイトで共通している説明を正しいと仮定して進める。


野菜の種類によって育て方が違うし、必要な道具類も違う。植え付けの時期だって違う。

目を通していくだけで正直時間がいくらあっても足りない。

しかも目を通しているだけで、理解しているとは言い難いのに。


とりあえず、どの野菜であっても共通の準備。それが土作りだ。

地面を適当に掘り起こして肥料をまけば育つというものではないらしい。

最初は土も購入してやることになるだろうけれど、いずれは自分で土作りからしていかないとならない。そのために必要なものを調べていく。

あれ、なんだかテレビ番組で見たぞ。アイドルが農業をやる番組で、腐葉土づくりをしていた。それに似ている。

内容は覚えていないので、腐葉土作りを調べてみた。ざっくり言うと、秋の終わりに落ち葉を集めて、一年かけて発酵させるらしい。


調べつつ真剣に計画を練っているのだけれど、ふと我に返る瞬間があった。

うん……うん……これって、あれだよね。

『僕(私)の考えた最強の農業』ってやつだ。

いや、だって。家庭菜園すらやったことないのに、畑の計画とか、出来るわけないじゃんね?

もちろん計画をすることが意味無いとは言わないけれど、どこまで行っても『僕の考えた最強の農業』でしかないわけで。

実際に農業を体験して、どの程度の作業なら自分に耐えられるのかを把握しないと、現実的な計画なのかも判断出来ない。

そもそも栽培をして育つのか試してみないと、調べた内容が正しいか間違っているか、それすらわからない。

つまるところ僕の考えた最強の農業以外の何物でもなく、思わずスンってなっちゃうね。

いやでも、やってみなくちゃ何もわかんないわけだし、かといって何にも計画を立てずにあてずっぽうに始めるっていうのも計画性がなさすぎるし。

今知りうる限りの知識でいったん余裕を持ったスケジュールで計画を組んで、それが実現可能か試しつつ、問題があれば翌年に向けて都度修正していくっていうのが現実的な落としどころかな?

何にせよ、やってみなくちゃ、わかんないんだものなぁ。


は~、農業凄い大変。ちょっとスローライフなんて言えないくらいの知識量が必要じゃないか。ホント、農家さんは偉大だなぁ。

正直くじけそうになってきた。


色々と調べて理解したのは、農業はど素人にとって難しいということ。

土作りから必要な道具類の準備から、育成途中の植物に必要な肥料等、人類の英知を金で賄わないと素人には手も足も出そうにないということである。


元の世界の貯金を今後増やせないと仮定すると、何年間かは元の世界の物資だよりでもいけると思うが、いつまでも人類の英知(異世界産物資)に頼るのは資金的に難しいと思われる。

いつかは肥料の準備から土作りから各種道具類を自前で調達できるようにならないといけない。

そんな状況にどうやったら持っていけるのか、正直全くビジョンが浮かんでこない。ホント大丈夫なんですかね……。


ざっくりこの時期にこんなことをやってみましょう、という計画を立てて、それに必要な道具や材料を算出して備えておくくらいかな。

今が春と仮定して来年の春までの一年……いや、腐葉土の熟成とかも合わせると来年の秋までの1年半のざっくりテスト計画を立てて、来年改めて計画を立てる方向が現実的だろうか。

来年秋までに一通りの経験ができるから、まだまともな計画を立てやすいんじゃなかろうか。

つまりとりあえずの目標は、来年秋までの作業計画をざっくり立てる、必要になる物資を見積もって購入する、だね。中期目標は、腐葉土作為完了までのワンサイクルでテスト農業を行い、年間を通した作業計画の見直しと農業生産ロードマップを策定することかな。思った以上に時間がかかりそう。

ハハッ、すでに短期・中期計画に変更発生とか、まじワロス。


さて、物資を見繕うためには、まずは畑のサイズが必要。

今の私が一人で世話できるサイズの畑は、どのくらいだろう?

そもそも畑を作れる土地のサイズは? 畑を作っても良い土地って、つまり私有地だけど……。


そもそもだけれども、私有地ってどこからどこまでなのかってことだよ。使える土地の限界が判らないのに、畑のサイズを考えるなんておかしいじゃんね。

権利書とかないから、私有地の範囲とか境界線とかタブレットに聞くしかないけれど、こことしか返答しない。


家の見取り図が表示できるようになった時のことを考えると、建物の外に出たら地図が広がって私有地の範囲が判るかもしれないけれども。靴がないんだよなぁ。

さすがに裸足で出かけるわけにはいかない。


私有地の広さが判らないとどのくらいの菜園を作れるか判らないしなぁ。

ううん……悩ましい。

どこに、どのくらいのサイズで、畑を作るか。

その畑に何を植えるか。

それが決まらないと何を用意したらいいか判らないし、困ったな。


とりあえず一人で世話できそうなサイズを仮決めして、それにあわせて見積もるか?

今の私ではどんなに頑張っても家庭菜園レベルまでしかムリだし、さすがにその程度の畑を作るスペースはあるだろう。


そもそもなかったらここでスローライフを押し付けられていない……と思う。

まあ、予測より土地が小さくて無理という可能性もなくはないけれど、そん時はそん時としましょうか。


まだ体調は万全ではない。調べ物をして考え込んでいるだけで疲れてしまい、無視できないほど眩暈が酷くなってきた。

今の状態を確認すべくタブレットに聞いたところ、表示された内容は前回より悪くなっていた。


 名前:樋口亜希子

 種族:人族

 年齢:25(身体のみ10歳相当)

 HP:1/8

 MP:22/350

 スキル:創造錬成グレーアウト

 特記事項:極度の衰弱、栄養失調により餓死寸前


前はHPが 3/8 だった記憶がある。体調悪化で数値が下がるということは、HPは体調とかスタミナを表しているものだろう。

ゲームでいうところの体力値というものなんだろうか? いや、生命力だったか?


子供の時からゲームはやるものではなく見るものだったから、レベルとかステータス画面とかポーションとかがあるのは薄っすら知っているけれど、その見方とか全然わかんない。

だからゲームっぽいって感想も見当違いかもなんだけど、ゲーム音痴には凄くゲームっぽく感じるわけですよ。

なによりもゲームの中でもあるまいし、こんな風に数値で確認できるって凄い親切仕様だと思いはするんだけど、正直分かりすぎて不気味だなぁというのが正直な感想です。


しかしですね、1/8 というのは、数値的に危険域なのではなかろうかと素人考えながらも思う訳ですよ。

このまま無理をするのはマズいかな、ということで。

休んでいていいのかって焦りはあるものの、無理なものは無理ってことで。少し休みます。


椅子の背もたれを倒し、眠る体勢になる。

思っていた以上に体は疲れていたのか、すぐに意識が落ちていった。


軽くひと眠りをすると、眩暈は治まっていた。確認したらHPが2/8 になっていた。

少し根を詰めただけでこれほどの疲労を感じるなんて、やはり回復には程遠い。

しっかり休んだ方がいいのだろうけれど、椅子の上ではあまり休めないし、体調の方はだましだましやっていくしかなさそうだ。

栄養補給に飲みかけの栄養剤を口にする。不味くはないが、あんまり美味しくもない。開発者の方には非常に申し訳ないのだけれど、個人の嗜好的な問題から正直飲みにくい。心の底から普通の食事がしたい……。


さて、9日後の買い物までに計画をまとめ、必要な物品を調べなければ。

昼寝をする前までは、当たり前のように日本準拠の気候(四季があり雨季がある)を基準に考えていたのだけれど、ここがどんな場所なのか? ということに今更気が付いた。

つまり、環境によっては今まで調べたものの意味は全くなかったという恐れもあるわけで。そんな事にも気づかないなんて、脳が全然働いてなかったんだなって。体調悪い時に考え事や調べ物ってあんまり意味ないんだなぁ。

ともあれ、さすがに砂漠とか極寒の地とかではないと思うけれど、土地に合った作物を選ばなければならない。

家の中は見て回ったが、周囲の景色は全く意識していなかった。改めて確認しに行くことにした。


暖炉のあるホールや隣のダイニングには大きな窓がある。外を覗くと、だだっ広い荒野が広がっていた。

標高が高いために荒野になっているのだろうか?

家はかなりの高台に建っているようで、遠くに緑の森が見下ろせる。

緑の合間には、小さく集落らしきものも見えた。

距離があるわりには大きく見える。村というよりは街に近い規模のような気がした。


他の窓からも確認する。玄関ホール横の小部屋からの景色も似たようなものだ。北東方向に高い岩山が続いているのと、街が見えないことくらいしか違いがない。

二階から見下ろしたら違うものが見えるかもと、二階に上がってみた。

少し視点が高くなったことで、この丘(あるいは山)の麓あたりも見えてきた。

ある程度下るとまばらに木が生え始め、麓には森が広がっている。富士山のように、上部が荒野で下部に木々が生えているイメージだ。しかし、標高は富士山の半分もなさそうに見える。なんでこんな植生なのか不思議だ。

離れたところにある高い山々には、どれもしっかりと木々が生い茂っている。ここのようにてっぺんだけ禿山という山は見当たらない。


この山だけなんかおかしいという事だけは理解した。しかしなぜそんなことになっているのかはわからなかった。

ここに私を呼んだなにかは、これを何とかさせるために呼んだのだろうか? タブレットの説明にあった私有地の整備とは、この禿山を何とかせよという意味だろうとは何となく想像つくけれども、どうやったらそれが可能になるのかは不明だ。

私は植物の専門家でもないし、農家でもない。こういった荒れ地の再生方法なんぞ判るはずがない。


周囲の環境を把握したところで、タブレット先生に詳細な説明をお願いすることにした。

年間のおおよその気温と今の季節を確認して、私でも育てられそうな野菜の選定とそれに必要になりそうな土地の面積を調べて。

季節ごとに何が育てられそうか、よく食べている植物は私でも育てられそうか。育てるために必要な道具は何か。並行して土地の再生方法を調べていく。

判らないことだらけで、一向に計画が立たない。買い物までに間に合うだろうか?


不安になりながらもあれこれ調べ、すぐにできそうなことと時間のかかることに分けて計画を練る。

判らないことだらけだから1つ調べるのもすぐに脱線に次ぐ脱線で、全然進まなくてイライラするのだけれども。一番イライラするのは、メモが取りにくいことだ。

紙やペンがないからタブレットにメモを書き込んでいるのだけれど、メモを取っている画面と、ネットで調べた結果ページの切り替えが難しい。

メモの画面を開いてこれを追記してとお願いし、タブレットに記された内容に問題がなければネットの画面に戻るのだけれども、調べ物はまた最初から。

先程の画面を同じ手順で開いていってメモ前に開いていたページをもう一度確認して、メモした内容が間違っていなかったかを念のため確認をし、もし間違っていたらまたメモに戻って……と延々としなくちゃいけなくて、本当にまだるっこしい。

そもそも口頭での入力自体がダメ。キーボードで直接入力するかタッチペンでメモが取れればやりやすいのに。

うん、タブレットに聞くべきはこれだ。


「メモにキーボードで入力できない?」

どっかにキーボードが隠れているとか、キーボードを購入したら連携できるようになるとか、ソフトキーボードでも何でもいいから、何か方法がないか。

『キーボード入力モードに変更します』

机の天板の一部が明るくなり、タッチパネル式のコンソールになった。配列は日本語キーボードっぽい。


凄い。なんかSFチック。

この見るからに高級そうな重役机ってば、こんな機能を備えていたの!?

机の一部がタッチパネルになるというスペシャルな机なら、隠しディスプレイが潜んでるなんてことはないかな!?

タブレットの作業領域が狭すぎてストレスだから、ディスプレイが増えると嬉しいけど、さすがに無理?

「ディスプレイを増やせない?」

『仮想ディスプレイを起動します』

文字が表示されたが、特に変更された感じはしない。

少し考えて言った。

「……先程調べていた肥料についての検索結果を仮想ディスプレイに表示して」


ディスプレイなんて何もないのに、空中にホログラムのような画面が表示された。

すっごい、SF。

タブレットと同じサイズで、文字が途中で途切れている。

ホログラムに手を触れると、感触はないが画像が揺れる。

試しにスマホなどと同じようにスワイプ(指先を上下に動かす)してみた。

画面がスクロールされて、途切れていた先の文字が読めた。

タブレットサイズは見づらいので、もう少し大きくできないだろうか。

画面の上でピンチアウト・ピンチインすると文字サイズが拡大・縮小されるが、画面自体は大きくならない。

サイズ変更はできないのだろうか?

ホログラムの端っこに触れて外側に動かすような操作をしたり、ダブルタップしてみたり色々やってみるがサイズはなかなか変わらない。

しかしこの試行錯誤で分かったことが幾つかある。


普通に触れて上下や左右に動かすとスワイプ的な動きになる。ピンチイン・ピンチアウトの動きもできる。

画面上で握るようなしぐさをして動かすと画面が動く。

画面の上でぱっぱと画面を散らすように手を振ると、画面が消える。

ダブルタップのようにすると、リンク先に飛ぶように画面が切り替わる。リンク遷移した後で元の画面に戻るには、画面を掌全体で触れて左にスワイプすると前画面に戻った。逆に右にスワイプすると先に進む。

ダブルタップではなく、タップしたあともう一回長押しすると別ウィンドウ表示にできる。元画面は画面遷移せずそのまま。

同じところに数秒ずっと触れていると、付箋のようなものが追加されて、その付箋にキーボードで入力できる。

あと保存や画面拡大とかできたらいいのに。


諦め悪く触っていて、ふと思いついて、両手で触れてみた。

片手で画面の端に触れ、もう片手で反対側の端に触れて外側に向かって動かすと、画面のサイズが変わった。

使いやすい20インチ程度のサイズに引き延ばす。うん、見やすい。


ディスプレイをいくつか広げ始めると、なんだかアニメで見たSFの世界みたいだ。

そして複数ディスプレイを表示していると、机の上の段ボールが邪魔。

段ボールを机の上に置いておく必要はないので、机から降ろして横に置いた。


ディスプレイが増えてキーボード入力ができるようになったことで、作業効率はずいぶんと上がった。

出来ればよく使う表計算ソフトだとかがあると纏めやすくてなお良いのだけれど、さすがに贅沢な望みだ。


そうこうするうちに熱中していたら、気づいたら日付が変わっていた。

地下で日が差さないから時間の感覚がなくて、知らぬ間にずいぶん時間がたっていたようだ。

時間を自覚したらなんだか目が回った。少し休まないと不味いな。

残っていた飲みかけの栄養剤を飲み干し、椅子の上で眠りについた。

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