表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
老後生活からの異世界転移は即死スタート!?  作者: マグロちゃん
第六章 弟子?いや弟弟子

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/170

97 修行最終日

 何だかんだあったが、レイは結局そのまま居着いた、精霊のフウタが邪気は感じられないと言っていると、ジュリオから聞いて已む無く(やむなく)といった形だが了承したセリーヌだった。


 見た目は確かに可愛らしく幼いので放っておいたら浄化されるのは流石に気が引けたのもある。


 元々は日に弱く嫌がってたそうだが、変化があり、日の下に出る事が出来る様になったと言う。


 意外な形で役に立つのも分かった、念動力という魔法ではない力を持っていて、洗濯をするのも、干すのもレイがやってくれた。


 そうして少し手の空いたセリーヌは本格的にクリスの修行を手伝った、明日は決闘当日だ、クリスは見た目も明らかにガッチリしてきている。


 動きも断然良くなっている、これはジュリオ付きの精霊が人形を操作して、ハードな鍛え方をしているからだろう。


 またアニーが回復魔法を使える様になったのも大きかった、相変わらず剣代わりに使っているのは木の枝だが痛みを感じても、疲れても治せるのはかなり違ってくる。


 ジュリオは最近かなり浮かれている、お風呂だヒャッホーとか、なんとか言っているのをよく聞く。


 この子はこの子なりに自分で何でもやるから放っておいてもいいだろう、言うだけ無駄と諦める事はしないが、言っても言わなくてもやらかすのだから。


 やらかしたのが分かったら叱る、普通はやらかす前にが望ましいけど、実際この子のやる事はダルク一家に貢献する、し過ぎる、出来るだけ普通に有り得る事をやって欲しいと思うのは、親心で心配するからなのだけど…。


 それより今はクリスだ、決闘は明日だから木の枝ではなく明日使う木剣を使用した方が良いだろう、今日は人形相手ではなく自分がクリスと模擬戦をする予定だ。




 木剣二本は俺自身が用意した、棚用に残っていた木材を使わせて貰い、工具はジュリオ君に借りた、エッジは利かせてない、練習用だから鋭くする必要は無かった。


 木の枝と違って、当たればイテッでは済まないだろう、相手はセリーヌさんだ、当て方も上手だろうけど、準備もした、練習も努力も人生で一番と言える程やった、ヨシ当たって砕けろだ!




 人形vsクリスの練習には流石に飽きていた僕も今日のセリーヌとクリスの模擬戦は興味があった、実際クリスの動きはとても良くなっている、ヤミーが操作する人形が強くなり過ぎているだけで、明らかに動きそのものは違っていると思う。


 正直セリーヌの強さも知っておきたかった、ブランクは相当あるが、元は冒険者だ、一人で山の中に入っていたと言う当時のセリーヌは強かったのだろう。


 二人が立ち合った、構えは二人共中段だ、ジリジリと間合いを詰めるクリスに軽いステップで翻弄する動きを見せるセリーヌ、二人の距離は中々縮まらない、タァンと大きく後ろに飛んだセリーヌがフッと一瞬笑った様に見えた。


 何故か構えを解いたセリーヌが、スタスタとクリスに真っ直ぐ近付き間合いに入った途端にスッと回転しながらしゃがみ込んでクリスの足を水平に刈った。


 殆どピタッと止めていたように見えたが、受け手が止まらなければ普通に当たる、クリスは木剣に躓いて転んでいた。


 漫画でよくあるアレだギリギリで止めて参りましたってやつ、あれをクリスがやるのはまだ早かったのね、セリーヌは止めてたけど。


 そしてセリーヌがこう言った。


「脚刈りは初見じゃほぼ、対処出来ないけ、ズルく見えても勝ちたかったら使うけ!遊びじゃないんじゃけ!」


 確かに剣道でも面、胴、小手、突きしか聞いたことがないそこに脚、って入ったら、ん?って思う、でもかなり有効なのだろう上半身半分しか狙わないのに比べたら範囲は倍だ。


 セリーヌが言う事も最もだ、遊びじゃないぞと、賭けてるのはアニーの人生、そしてクリスの人生でもある。


 転んだクリスがはい!と起き上がりまた模擬戦を続ける、クリスからは基本仕掛けない、今回はそう教えているからだ、受け流し、躱し、隙を狙って一撃入れて離脱10日で形にするにはアレコレ教えるものじゃない。


 それでも形になっているのは練習の賜物(たまもの)だろう、セリーヌの袈裟斬りを受け流してバランスを崩した所に一撃を入れる、何度となくやられていたクリスがやっと取れた一本だった。


 クリスは上手く止めれなかったので、当って顔をしかめたセリーヌをリカバリーで回復した、そう、やはり武器は痛いのだ、当たったら病院行け!が正解で何度も耐えれるものじゃない。


 その後も模擬戦は続き、合格点を貰ったクリスがセリーヌに礼を言う。


「有難う御座いましたセリーヌさん!」


 正座をして頭を下げている、僕が教えた武道の礼だ、まともに教えたのはコレくらいだったアハハ。

視点が変わる箇所をスペースで開けました、〜視点と書くより良いかな?と思ってます


m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ