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老後生活からの異世界転移は即死スタート!?  作者: マグロちゃん
第六章 弟子?いや弟弟子

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88 火の魔法

 実際は精霊に聞いた事を伝えるだけなので、教えてと言われるのは本当はおかしいのだけど、それが出来るのが僕だけだからそこはスルーだ。


 アニーを見ると両手をグッと握って力が入っている、頭は下げたままだ。


「頭を上げて下さいアニーさん、どのみち伝えるつもりだったので。」


 アニーが頭をあげた、パァッと嬉しそうな笑顔が可愛らしい。


 こういうものだよと伝えるのは簡単だけど、これが初めて使う魔法となるとまた話は別になってくる。


 何かあった時用にリーネにも待機してもらってある。


 火の精霊にもう一度お願いして見せてもらう。


「ファイアバーン」


 ゴォォォッと両手を出した精霊の前から火炎放射器で出したような火が続く、そして熱い。


 一度止めてもらい、始点を指定出来るのか、出力を調整出来るのか聞いた。


 出力の調整は下げる事は出来る、始点は少しなら調整出来ると言う。


 普段より入念に話を聞く、火は危ないのだ、風や水とは違う。


 失敗して大火傷なんて事も有り得る話だと思っている、さっき近くに居るだけでも熱かったし間違いではないはずだ。


 アニメや漫画で手が燃えて攻撃を繰り出すとか絶対に熱いでしょ!と思う、そして何故熱くないのか?という説明は大抵無い。


 都合悪いのだろう、だって熱かったらダメージ受けるのは出した本人だ。


 少し理由は違うが闇の初級攻撃魔法がペインと言う名前で、効果は痛みの増幅だった、覚える必要がなかったので覚えてない。


 今迄使う相手が居なかったからだ、恨みを抱いてる人も居ない、狩猟に出るようになって習得もチラっと考えたけど、痛みを増やすのは流石に酷い気がして止めた。


 自身にダメージが入る可能性のある魔法や、痛みを増幅させる魔法は色々な意味で危ないのでアニーに理解させる。


 魔法を使ったことが無い人に、その状態で危険度の高い魔法を教えるのは僕も初めてだ。


 リーネに教えた魔法は水が出せる魔法だったし、危険度はかなり低かった、風魔法は僕が使えたからなんの問題もなかった。


 なので今回は慎重に慎重を重ねている、 アニーと横並びになって魔素の動かし方から教える。


 攻撃魔法の始点作りや、やり方はエアーシュートもボルトも一緒だから、このファイアバーンも同じだろう。


「えーっと魔素を全身から集めて今出している両手に流すんだけど」


「魔素?流す?」


 ピンと来ないようだ、そりゃそうだと昔リーネにフライを教えた時のようにアニーの両手を取り魔素を流す、 右手から左手に循環するように流す、リーネの時は纏わせたが今回は流す。


「うえっなっなんかゾクゾクします!」


「えっと、取り敢えずこの感覚で今流れてるのが魔素ね、今迄感じた事が無かったからゾクゾク感じただけだと思う」


 そう伝えるとアニーはブルッと身を震わせた。


 最初から形になるとは思っていない、気長に教えても良いだろう、納得するまで山の麓に住むとかクリスも言ってたし。


 それも決闘次第にはなるが、こちらには優秀なアドバイザーのセリーヌが居るからね、今の所負けないだろうなとは思っている。


「んーとまずはこのお腹辺りから魔素を引き出して両手に持っていく練習をしますか」


 前の世界で丹田と言われる自分のヘソの下辺りを擦りながらアニーに教えた。


 ンーンーンーと力んでいるようだ、そもそも魔素がどれだけアニーにあるか分からない。


 ダルクの回復にやったように、リーネが出すアクアに魔素を流して飲ませるのも考えながらアニーを見ている。


 ンーンーー! ぷぅ~


 うん、僕には何も聞こえてない、聞こえて無いのだ。

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