74 図書館
久しぶりにブラウゼアの街に来た、目的は図書館で、この世界の地図と地形を覚える事だった。
教育機関があるのか知らないけど、僕の知ってる限りはない。
ダルクに聞いても俺も神父さんに言葉を習って勉強したぞと言っていた。
セリーヌは冒険者になった時に覚えないと、詐欺られるから覚えたみたいだし。
僕は言葉の読み書きは出来るから他の事を知らないとねって事で図書館に来ている。
知ってる世界は山の麓とブラウゼアとモンベルだけだ。
名前だけはパルナが南にあるのは知ってる、あとガイナンも何処かにあるんだろう。
ブラウゼアから見て北はモンベルでそれ以上北は海だったから置いといて東はミカンがある崖までしか行ってない。
南はパルナだけどまだ行ってない。
東は無い。
西は重雄だった頃に溶けた場所迄かな。
取り敢えず面白そうな所を探そうかな?
ウーン分からない、いや、地図はあるから何処に何があるのかは分かったけど。
ココの街にコレがあるよとか書いてある訳じゃないから、一度足を運ばないと分からないというのが正解なのかも知れない。
足を運ぶか〜知ってそうな人は…冒険者か!
冒険者ギルドに着いた、着いたけど5歳児が入る所ではないよなぁ。
んーどうしよう、一先ず入ってみるか!
「ん?ガキか?何だガキが何の用だ?」
おっと思った通りの展開だなこれは、ここは素直に子供っぽい事をするか。
「おじさん冒険者ってカッコいいよね!おじさんは何か冒険してきたの?僕話が聞きたいな。」
話し掛けたのはあの火と土の精霊が付いていた奥にいた男だ。
「あー?しゃーねえなぁ、暇だし少し話してやるかぁ。何が聞きたいんだガキ?」
どうやら上手くいったようだ。
「んーとおじさんが戦った中で一番強かったのは?」
「んーそうだな、この辺では間違いなくロック鳥だな、あれは早過ぎて雛が居なければ討伐すら出来ないな、最近ダルクがソロ討伐したが。」
「あっそれ僕のお父さんです。」
「はぁ?ダルクのとこの坊主かよ!ダルクにたまには薬草採ってきてくれって伝えてくれねえか?坊主。」
ガキから坊主になった、流石に知り合いの身内だと分かったら態度が少し変化したな。
「薬草?薬草困ってるの?」
「あぁ薬草はポーション造りに必要なんだが、採れる場所も知らなければヒヨッコ冒険者が着ける場所でもないからな。」
場所を知ってるとは言わないでおこう、これは秘匿する必要がありそうだ。
「それに危険度に比べたらこういっちゃなんだが、依頼料が安くてなぁ、狩りのついでに採ってきてくれてたダルクが採りに行かなくなってから受ける奴が居ないんだよな。」
ふむふむ、確かに忙しいし今では売り上げの収益とかあるからわざわざ採りに行く必要もないからね。
「あのぉ~」
声を掛けてきたのは若い二人の男女だった。
「こんにちは、何でしょうか?」
「英雄ダルクさんの息子さんですか?」
「英雄かどうかは知らないけど、ダルクは僕のお父さんです。」
そう伝えると二人は土下座する格好で
「ダルクさんに口を利いてもらえませんか?」
「お願いします!」
どうしてこうなった、僕は話が聞きたかっただけなのに!?
若いとはいえ、僕にとってはよっぽど年上だ、そんな年上の二人が土下座して頼んで来るのを無下にする事も出来なかったのだ。
「分からないけど、話は、聞いてくれると、思いま、す。」
取り敢えず最善だと思える言葉を捻り出して家に帰る。
後ろから二人がニコニコした顔で付いてきているが…。
ポーションとかけまして
理想の体型と解きます
その心は? 見よこのプロポーション
「オオオ」 「上手い」 「ヒュー」 「ッス」
ッスってなんですか?ドッさん。




