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老後生活からの異世界転移は即死スタート!?  作者: マグロちゃん
第三章 異世界転生

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29 ご近所さん

 家の近所にはダルク家の他に3軒のログハウスがある


 木こりのトーマス、セヘラ夫妻と姉の友達のユーリと3歳になったばかりのテス


 トーマスさんの仕事仲間のアル、エルザ夫妻とベテラン狩人のローグ、オリーブさん


 まだ若い独身狩人のリチャード


 ここにはダルク一家を含めても13人しか居なかった。


 ブラウゼアからそこまで離れている訳ではないがそれでも2キロはある


 村とも集落とも言えない規模なので山の麓と言われていた。


 水源は山をもう少し登った所に湧き水があるが今迄はかなりの重労働だった。


 野菜は家の裏にある小さな畑と果物はダルクが採って来る事もあるが、トーマスさんの木材を運ぶ為にブラウゼアから来る運び手に頼む事が多かった。


 肉はダルクが獲った獣の肉を保存して食べる事が多く、余った物は運び手の持ってくる食料品や雑貨に代わる。


 剥いだ毛皮はブラウゼアの街の大きな商店に売りにいく、たまに頼まれている薬草を採取して冒険者ギルドに持って行く


 生活の殆ど全てをダルクが握っているが、家事全般と畑を担うセリーヌの貢献もかなりのものだ。


 水の確保が大変だった事からリーネが水魔法を覚えた事に涙を流して喜んだのも非常に分かる


 身体は順応するもので、赤子の時から食べている味の薄い食べ物には慣れているが、なまじ美味しい物を知っている、覚えているジュリオは食べたくなる物がある。


「魚食べたい。」


 山はあるが、近くには湧き水が出る所しかない


「魚魚魚、魚を刺身で醤油とワサビつけて食べたいなぁ〜」


 だが醤油もワサビも聞いたことはない


「せめて塩焼きで魚食べたいなぁ」


 ダルク家は裕福ではないから、魚が売っていても買う事は出来ないだろう、塩だってかなりの高級品だ。


 ジュリオには赤子の頃からフウタが居た、暇潰しに魔法を教わっていて幾つかの魔法が使える


 実は空だって飛べるのだ。


 エアーシュートやエアーサイクロンも使える、闇、雷、土の魔法だって使える。


 この世界で世間が知れば大魔法使いと言われる程度の物は既に覚えていた。


「ん~頃合いっちゃ頃合いかなぁ」


 風魔法以外はずっと隠していたが、この間の親和の儀で他に三つの属性持ちなのもバレてしまったし


 元々ダルクにはヤミーの事を気づかれていた節はあったが。


「どうしよっかなぁ〜」


 フウタ達を見ると、ドタバタと押し合いをしている、植物の蔓で円を作っていた。


 僕が教えた相撲だ、今はドッさんとライが取り組みしているがドッさんにライは遊ばれている


 ライがヤミーに助けを求めるとヤミーとライコンビがドッさんを押すがそれでもドッさんの一人勝ちだった。


「あはは流石ドッさん〜」


 暇そうにしてるフウタを呼んで海の事を聞いた


「海があるのは知ってるけど、ここから遠いもん?」


 そう、海がある事は既に聞いていて知ってはいたのだが、此方の世界の海をまだ見たことはなかった。腕を組んで暫く考えていたフウタが


「ん~歩いてだったらかなりの距離だけど、ジュリオなら1時間も飛べば着くんじゃないかな?」


 1時間か…。往復で2時間、魚を獲ったりするには最低でも1・2時間、ゆとり持ったら4時間は掛かるな…



 ダルクはいいとして、セリーヌには話を通さなければならないだろう。


 男は皆マザコンだと前の世界でよく聞いたような言葉だが、ジュリオも割とそんな感じでセリーヌには心配かけてはならないと思っていた。


 いつもニコニコしているが芯の通ったセリーヌに会いに外へ出る


「お母さ〜ん!」

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