4話 「溺れる」
ひとこと
めいです!
4話から、かなり謎が解けていくと思います。
よろしくお願いします
「俺、ホンモノだと思う? 」
「ホンモノ? 」
ああ、そうか。
柊も俺と同じ体質なんだ。ホンモノかニセモノ
かなんて、分からなかった。
少し先を歩いていた柊が振り向いて、
何かを持った右手を上げ、"それ"を振りかざしてくる。よく見れば、それは
ナイフだということに気がついた。
シュッと鋭い音がした後、おれは真っ暗な
場所にいた。
「…え?おれ、死んだのか?
ああ、入れ替わっただけか…
でもなんで、俺は柊に殺されそうになったんだ? 」
ツキと入れ替わることが出来るのだと思い出し、胸を撫で下ろして、考える。
俺はクローゼットを開けて、クローゼットの外へ出た。
「うわっ! 何が起きてんの!? 」
ツキが入れ替わって、
ギリギリでナイフをかわしたが、
ナイフを持った柊が、こちらを鬼の形相で
睨んでいた。
ツキは顎に手を当てて考えた。
「なるほど。君は柊のニセモノ、
なんだね? 」
「なんでそれが分かる!? 」
柊のニセモノは、驚きで目を見張る。
「だって、柊が庵にナイフを刺そうとする訳
無いじゃん、庵の事知らないのに。
なんで君は刺そうとしたのかな〜? 」
ツキは焦りで固まった柊にゆっくり
近づいて、柊のナイフを撫でるように手から取ってみせた。
「う、うぁ、うわああああああ! 」
「え、逃げた。」
ツキは逃げたニセモノの柊を追いかけた。
「んー、ここかな〜? 」
追いかけていると森の中に入ってしまう。
真っ暗な夜で、当たりが全く見えない。
ツキは庵のカバンの中からスマホを取りだして、スマホ懐中電灯で当たりを照らす。
「え、ここって…」
目の前には大きな白い建物が立ちはだかっていた。
ツキはその建物にゾッとする。
「だ、誰か助けて!!! 」
女の子の枯れた声が響いて、目が覚める。
「な、なんだ?」
目が覚めると、俺とツキは入れ替わっていて、家とは別の場所にいる。
森のような場所だ。
なんでこんな場所にいるんだ…?
体を起こして、スマホを見ると、
まだ夜の3時だ。
スマホの懐中電灯を使って、周りを照らすと、大きな建物があった。
「離して!お願い!! 」
この建物の中から声が聞こえる。
俺はその建物に入ることにした。
「離して!! 」
「夢見ちゃん。大人しくしたらいいだけなのよ。」
建物の中に入ると、入口のすぐ前に階段があり、その上からさっき聞こえた女の人の声と、また別の女の人の声がして、
暴れて布が擦れ合う音がする。
どうなってるんだ?
俺は急いで階段を上った。
スマホで足元を照らしながら上ると、
さっきよりも近くで女の子の声が聞こえた。
2階は広い。歩き回ると、
日向神社で会った巫女を、スーツの女性が
取り押さえている姿がそこにはあった。
口と手を押さつけえられて、涙目で
こちらを見つめる瞳は、とても辛そうだった。
なんであの巫女がここに居るんだ?
俺が目を丸くして茫然としていると、
「助けて! 」
こちらに向かって叫んできて、目が覚める。
続く
あとがき
こんにちは、めいです!
巫女と、スーツの女性は、
どういう関係なんでしょうね…?
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とても喜びます♡
次回もよろしくお願いします




