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ブルーナイトメア 第1部  作者: 小倉 めい
2/5

2話 日向神社

ひとこと

めいです!

今回もよろしくお願いします!!

「仕方ない、…疲れたし寝るか」

庵は果てしなく続くかもしれない真っ暗な床に、体を横に寝かせて眠った。


しーんと、静かな空間に、とんとんとんと、階段をおりる音がする。

なるほど、外は見えないけど、あいつが聞こえる音は俺にも聞こえるのか…。

庵は再び目を閉じて、眠った。


目覚まし時計が鳴る。

もう朝か。

目を覚ますと、俺はいつもの自分の部屋のベッドで寝ていた。


スマホを見ると、時間は10時半で遅刻かと焦った。けど日にちを見ると今日は土曜日で、

休日と知ってほっと胸を撫で下ろす。


1階に降りて、裕香理さんが作り置きをしてくれた朝ごはんを食べる。

まあ、もう昼だけど。

スマホのニュースを見ながら朝ごはんを

食べていると、神社のニュースが表示されていて、思い出す。

「あ、そういえばなんとか神社に行かないといけんかった気がする…」

俺がぼーっと考えていると、

「日向神社だよ」

また俺と同じ見た目のやつの声が

頭に響いて驚く。

「え、どこ!? 」

「いないよ、今昼じゃん」

「あ、そうか…。そうそう、日向神社。

日向神社ってどこなんだぁ? 」

「調べなよ。あ、そうそう、日向神社では、お面が有名なんだって」

「へ〜」

俺がスマホのマップアプリで「日向神社」と調べると、意外と近くにあるのが分かった。

「徒歩で18分…今日行くか」

「やったー! 」

顔は見えないけど、とても喜んでいることが分かる。

「あとお前…名前なんて言うんだ? 」

「ツキだよ。月が出たら入れ替わるからね」

「わかった。ツキな」


服を着替えて、バックを持って、靴を履いて日向神社に向かう。






「ここだよな」

「俺、見えないから分かんない」

「あ、そうだった」

目の前には美しい朱色の鳥居があって、鳥居にたてかけてある扁額には、「日向神社」と書いてあった。

きっとここの事だ。

俺は鳥居の奥に足を踏み入れた。


「社務所…に行けばいいのかな」

俺は社務所を探して歩き回った。


しばらく歩き回っていると、

小さめの和風な建物に、「社務所」と

書いてある大きな看板がついている建物を

見つけて、そこに行くことにした。


「いらっしゃい。どうなさいましたか」

建物の中に入ると、巫女服を着ていて、小柄で栗色の髪を二つ三つ編みしている少女が声をかけてくれた。ここの巫女さんだろう。

「あの…お面が欲しいんですけど」

「分かりました!少々お待ちください」

その少女は元気に返事をして、社務所の奥に行った。


三分ほどして社務所の奥から出てきて、

「日向神社」と書いてある紙袋を持ってくる。お面が入っているのだろう。

「1000円になります」

お金を渡すと、その少女が受け取って、

俺にその紙袋を渡してくる。

「ありがとうございました…。あ、あの…」

「どうかしましたか? 」

俺が呼ばれて振り向くと、

「あなた、最近不思議な夢を見ませんでしたか? 」

「え、あ…、そういえば、青い月と赤い月の夢をこの前見ました」

「…そうですか」

少女はそう言って、少し顔を俯かせた。

「何か、ありましたか? 」

「いえなにも。すみません、ありがとう

ございました〜」

少し不思議に思ったが、俺は社務所を後にした。


「ねえ君」

後ろから声が聞こえて、振り向くと、スーツを着た長身の男の人がいた。

声の主は彼だろう。

「はい」

「ちょっとその紙袋の中見せてくれる? 」

「え、あ、はい」

「駄目だ」

紙袋の中身を見せようとすると、いつも通りの

ゆる〜い感じの口調ではなく、人が変わったように慌てた声でツキがいう。

「すいません、これ、大事なものなんで」

俺はさっと紙袋を手前に持ってきて、紙袋の持ち手をぎゅっと握る。

「…お面、なんだろ? 」

なんでこの人、分かってるんだ…?

続く

あとがき

またまたちわっす。めいです。

2話です。結構プロットも進めてきてますし、いい感じですよ〜!

いやーやっと、ツキくん、

庵の形になりました!!!!

やっと1つ願い事が叶えられた…とわたくし

めいもほっとしております。

またこれからも、がんばって続きを書きますので、よろしくお願いします

いいね、感想、ファンアートなどくれたら

嬉しいです!

ここまで読んでくださり

ありがとうございました!

また次のお話もよろしくお願いします

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