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付記

 “爪”の魔騎士


 魔騎士ブラッドベルは、右腕が剣と一体化し、左腕に長い二本の爪が生えていた。

 剣を振るいながら、同時にその爪が別の方向から襲い掛かってくるのだ。無尽蔵の体力と合わせて、非常に厄介な相手であったという。




 “赤目”の魔騎士


 この魔騎士は、やはり右腕が剣と一体化しており、左腕に一つ、赤い目が開いていた。

 この目を向けられた者は天地の感覚を失い、強烈な浮遊感とともに弾き飛ばされる。

 傍目には真横に吹っ飛んでいるようにしか見えなくとも、本人からすれば高い崖から突き落とされたようなものなのだ。大抵の者ならば、一度これを受ければ、もう生きてはいまい。

 尋常ならぬ剣の腕と合わせ、魔王にも匹敵する、いやそれ以上に恐るべき相手であった。





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― 新着の感想 ―
[良い点] 騎士が魔人となってしまった魔騎士の回となり、リランの語り口が変わりましたね……。 極力感情を排したような。 その抑えられた文章がいっそう、騎士リランの心情を表しているかのようで、胸に迫りま…
[良い点] 騎士魔人紳士録……気になってはいたのですがなかなか読む時間がとれず、感想が遅くなってしまいました。ようやく読み終えることができたので、全体を通しての感想をここに。 リランさんの手記の形で…
2022/08/20 19:05 退会済み
管理
[一言] 赤目の魔騎士、としか後世には残らないのですね。そこに一抹の寂しさを覚えます。 カタリーナ嬢は気がつきそうですが。
2022/08/05 17:53 退会済み
管理
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