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ショートストーリー

最近のOLは事務所の掃除やお茶くみ、便所の掃除等一切やらない。

 でも、青山が勤めている会社は途中採用ばかりで、学卒を取ったことがない、途中採用で入社してきた女子事務員は、一週間ぐらい朝早くきて男子の机の上や事務所を掃除してくれるのですが、一週間も経つと、先輩の女子社員が掃除などしないので、それを見習ってすぐ止めてしまうか、先輩諸氏社員に嫌みを言われて止めてしまうかのどちらかでした。



 ところが一人だけ例外がいた。

 清掃を一手に引き受けてくれる女子社員がいたのです。

 瓜実顔の綺麗な子だった。

 青山はその頃課長とはいえ、中小企業の悲しさで、採用係から仕入れ、それにセールスと何でもこいの課長だった。

 その掃除好きの彼女に青山は注意をした。

 その事務員が集めてきたゴミを焼却炉で燃やす役目をしていたので、燃えるゴミの中に瓶や缶が混ざっていると、焼却炉の通風口がつまり、ちと具合が悪いからです。

「最近、瓶と缶のゴミの分別が悪い。もっとビンカンに対応するように」

 まぁ、可愛い娘だし、自分の妹のように思っていた青山は瓶と缶を引っかけて、だじゃれのつもりでビンカンに対応するように言ったのだ。



 すると彼女も負けてはしませんでした。

 ダジャレにはダジャレにと、

「ゴミんなさい」

 と謝ってきたのです。

そこで青山も負けてはいられません。

「今度間違えたらカンビンならないぞ」

 とにらんでやったのです。



 それが縁で青山とその事務員は男と女の関係になり、ついに結婚したのです。

 そんな青山家は、毎日ダジャレの応酬の日々が続いているそうです。


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