人気薄ここに極まれり
皐月賞で大敗してしまったライスシャワーは、続く二冠目のレース日本ダービーに出走できるかが怪しくなりました。
日本ダービーに出走するには獲得賞金が足りない可能性が出てきたのです。
この賞金というのは結構ややこしい仕組みなので割愛しますが、要するに実績のある馬から大レースに出られる。という認識でいいと思います。(かなり大雑把)
ライスシャワーは日本ダービーに出走するにはちょっと微妙な立ち位置だったので、実績(賞金)の上積みを狙って別のレースに出走しました。
皐月賞に比べればメンバー的に劣るので、陣営は勝機はあると踏んだようです。
ですがライスシャワーはここでも8着と破れ、陣営の思惑は外れると同時に「やっぱりこの程度の馬かな」という落胆が広がります。
それでも何とか日本ダービーに出走できることとなったライスシャワー。しかしその人気は18頭立ての16番人気。正直ほとんどの人たちが認識していなかったでしょう。
鞍上を務める的場均騎手はというと、皐月賞より距離が伸びる日本ダービーはライスシャワーにはプラス材料であり、前日に雨が降った影響も考慮すれば上手く行けば5着くらいには入れるかな? というささやかな期待を抱いていました。
ライスシャワーが世代の頂点を決める舞台で勝ち負けができるなんて、この時はまだ誰も想像できなかったことでしょう。