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ライスシャワー物語 『疾走の馬、青嶺の魂となり 天に駆けた孤高のステイヤー』  作者: 風花 香
最終章 6歳 生涯最高のかけがえのないゴール そして……

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運命の宝塚記念

 第36回宝塚記念を、ファン投票堂々の1位で迎えたライスシャワー。最終的な人気オッズは3番人気だったものの、ライスシャワーはファンに迎えられ華やかな舞台に姿を現しました。


 ライスシャワーと苦楽を共にしてきた川島厩務員はいつものようにライスシャワーの身体の手入れを念入りに行いながら声を掛けていました。


「凄いなぁライス。このお客さんたち皆がお前を見に来ているんだぞ」


 ライスシャワーの瞳は澄み渡り優しく、おおよそレース前の競走馬とは思えない穏やかな表情を浮かべていました。


「俺の夢を、現実に変えてくれて本当にありがとう。ライス、お前の未来の為にもう一頑張りしようなぁ」


 的場騎手もライスシャワーに跨る際に声を掛けます。

 状態は特に問題なさそうで、パドックから返し馬まで何も気になるものはなかったといいます。


「さあ、ライス。お前の競走生活の締め括りになるかもしれないレースだぞ? 有終の美を飾ろうじゃないか」


 穏やかな表情と気持ちのまま、ライスシャワーと的場騎手は宝塚記念のゲートへと向かいました。

 

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