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ライスシャワー物語 『疾走の馬、青嶺の魂となり 天に駆けた孤高のステイヤー』  作者: 風花 香
第四章 5歳 復活の兆し 長いトンネル

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さらば故郷、復帰へ

 ライスシャワーは生まれ故郷である北海道登別のユートピア牧場へ帰ってきました。


 ライスシャワーは大変賢い馬なのは何度も言っていますが、治療の際にもその賢さは役立ちました。


 自由にならない身体に憤り、狭い厩舎で暴れて怪我を悪化させる馬はたくさんいます。

 しかしライスシャワーは暴れることなく大人しく、怪我が治るのを待っていたと言います。まるでそうすることが早く良くなることに繋がると知っているかのようでした。


 ところでライスシャワーはこの時、ユートピア牧場でお母さんにはあったのでしょうか。

 孝行息子の姿を見てお母さんは「よく頑張ってるね」と声をかけてくれたのかな?

 ライスシャワーは「僕はまだまだ頑張るよ」と言ったのかな?


 しばらくして。

 ライスシャワーは馬運車に乗り込み、故郷に別れを告げました。

 乗り込む直前、ライスシャワーは故郷を振り返り、懐かしんだのではないでしょうか。

 それは、ライスシャワーが見た最後の故郷でした。


 ライスシャワーの怪我は年内には治らないと言われていましたが、ライスシャワーが大人しくしていたこともあり復帰は早まりました。

 

 サラブレッドとしての宿命を背負い、ライスシャワーはまた戦いの舞台へ戻るのでした。

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