表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/64

期待はそこそこ、期待以上!

 お馬さん改め、ライスシャワーを預かることとなった飯塚好次(いいづかよしつぐ)調教師。そんな飯塚調教師のライスシャワーに対する印象はというと「男馬にしては馬体が小さく大物感がない。但し馬体のバランスがよく、うまくいけば中堅クラスまではいけるかな」程度のものだったといいます。


 中堅クラス……これをどう表現していいか難しいのですが、少し競馬の専門的な事をいいますと、GⅠ、GⅡ、GⅢ、というように競馬のレースはGⅠを筆頭にグレード制が敷かれています。G=グレードですね。

 このGが付くレースで勝つような馬は、例えGⅢだとしても中堅クラスではないようです。一流とまでは行かないまでも一流半から二流といったところでしょうか。

 この辺の認識はかなり微妙なところで意見は分かれるでしょう。


 少なくともライスシャワーを見た飯塚調教師は、G(グレード)レースの勝ち負けまでは全く考えていなかったとのことなので、その下で細々と走れるかな程度の認識だったわけです。



そんなそこそこの期待を背負ったライスシャワーは従順な性格が功を奏し、仕上がり早く2歳の夏には新馬戦に臨むこととなりました。


 そこでライスシャワーは見事勝利し、続くレースでは負けてしまったものの、更に次のレースでは勝利をあげるという、陣営としては予想以上の活躍をしたのです。


 飯塚調教師が予想もしていなかったG(グレード)レースへの出走資格をライスシャワーは見事手にして、翌年の3歳牡馬クラシック戦線への道を歩み始めます。


 あ、因みに今作での馬齢は現在使用されている表記です。

 ライスシャワーが活躍していた頃は、日本ではまだ生まれた年を1歳とする数え年を用いていましたが、今回は現在の表記で通させていただきますね。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ