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ライスシャワー物語 『疾走の馬、青嶺の魂となり 天に駆けた孤高のステイヤー』  作者: 風花 香
第二章 打倒 メジロマックイーン

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限界を超えて

 天皇賞(春)を前にして、ライスシャワーの調教は一段と厳しさを増します。


 その過酷な調教振りに周りからは「レースの前に馬が潰れるぞ!」と忠告されるほどだったといいます。


 しかし飯塚調教師や的場騎手は「これに耐えられないようではメジロマックイーンの壁は超えられない」と、ライスシャワーを厳しく、そして愛を持って追います。


「ライスなら耐えてくれる、耐えられる」とその一点を頼りに、限界を超えた調教は続けられ、そして迎えた天皇賞(春)の当日。

前走比マイナス12キロという究極に絞り込まれ黒光りする凶暴な肉体で、ライスシャワーは淀のターフに現れたのです。


 その姿は減量後の研ぎ澄まされたボクサーのような異様なギラつきを放っていました。


 的場騎手はこの時のライスシャワーを後に概述したときに「少しでも気に触れたら腕や足を食い千切られるんじゃないかと思えるような、馬じゃない獰猛な生き物のようで、今日はもう馬が違うなと思いました」と語っています。


 余談ですが、2012年のJRAのCM、『The WINNER』の天皇賞(春)編でライスシャワーが紹介されています。YouTubeで観る事ができますので、興味を持っていただいた方は是非観てみてください。


一部抜粋します。

「極限まで削ぎ落とした身体に、鬼が宿る」

天皇賞(春)を迎えたライスシャワーを表現した言葉です。

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