狙いは春の盾
有馬記念では良い所を見せれなかったライスシャワーですが、陣営は既に次なる目標に照準を定めていました。
年が明けて4歳となったライスシャワーは古馬としての初めてのレースに臨みます。
東京競馬場で行われる2500メートルのGⅡレース目黒記念です。
GⅠレースを勝っているライスシャワーは全馬中最も重い斤量である59キロを背負ってのレースでした。
今後もこの斤量がライスシャワーには重くのしかかって来るのですが、それはまた後の話とします。
このレースでライスシャワーの鞍上的場騎手は、自ら積極的にレースを動かす展開にし、勝ち馬マチカネタンホイザから遅れること二馬身差の2着に入ります。
陣営としても重い斤量を背負い、尚且つ自ら動いた展開でこの結果は納得のいくものでした。
勝つべきレースはここではなく、今はまだステップを踏んでいる段階なのですから。
続いて中山競馬場で行われるGⅡレース日経賞に出走したライスシャワーは人生初の1番人気に推されます。
結果も他馬に実力の差を見せつける完勝で、いよいよ目標とするレースを次戦に控えました。
そう、目標は天皇賞(春)。
古馬最高峰のレースの1つです。




