助け
夜にこんなにぐっすりと寝れたのは久しぶりだった。そして下半身からなにかしら快感がわき起こってくるのも…
「んっ!…な、に?!!」
「おはよぉ」
「(ギチッ!)痛ッ!!」
私は両腕を縛られ亀甲縛りといわれる縛られ方で股を大きく開かされていた…
「お二人さんっ、何してやがるんですか?!!」
「何かあさだちしてたし…
小説みたいなの興味ありそうだっだから」
そういって色さんは笑顔で言った。
どうやら小説通りの性癖と思われたのか…
はぁ…
「直ぐにやめてください!」
『ヤダッ!』
二人はハモりながら拒否をした。
何やら色々準備している時にドアの方からバタバタと物音がした。
(バンッ!)「紺っ!」
「にっ兄さん?」
いつもおとなしい兄貴だが二人を殴って私の縄を切ってくれた…
ふとドアの方を見ると本物の碧さんが立っていた。
「兄さん?何してるのかしら?」
『あ、碧…』
碧さんは静かに微笑みながら聞いていた。
逆に怖いと思ったよ…
碧さんが二人を何処かへつれていったあと兄さんがここにきたいきさつを聞いた。
「電話のあと直ぐに母さんたちのとこにいってどうなってるのか聞いたんだ…
慌てたよ、碧さんも知らなかったみたいでスゴい勢いでここまで来ちゃってさ…」
「そう、まぁ私は何ともないから…
大丈夫」
そう言うと兄さんは私を抱き締めた。
「そんなわけ無いだろ…
ごめんな、髪だって切るの嫌だったろうに」
「別に、……直ぐに伸びるよ…」
暫く沈黙が続き静けさだけが残った。
その沈黙を兄の携帯が打ち破った。
「もしもし?あっ、碧さんうん、うん……
そっか、わかったまた明日に、じゃあ」
電話は碧さんからで明日また縁さん達を連れ改めて謝罪に来るとの事だ。
「あー、ところで……紺
その何だ、それ早いとこ処理してきたらどうだ?」
「えっ?」
兄の指差した方にはあさだちのまま放置されているモノがあった。
何時もなら暫くすれば治まるが、今日は余計な刺激もありそう簡単には落ち着きそうにない…
「じゃぁ…
暫く部屋の外に出てって」
「わかった…」
妹のオナニーを見るほど兄も変態ではない、顔を赤くしながら買い物に出掛けた。
オナニーなんて久しぶりだった。
特にこっちの方は…
私は元から性欲に欠けていたが妄想だけはスゴい、その為に漫画のストーリを担当しているのだが…
「ンッ……フッ、(クチュ、ヂュ)ハァハァ…フウン(ビクッ!)フワァ、アッ……クフゥ…
アゥ、アッアッアァァッ!!(ビュルッ!!)」
このときに出る量は半端なく多い。
余韻に浸っていると兄が帰ってきた。
「ただいま…ってゲッ!!
なんちゅうー事になってんだよ…ハァ
さきに風呂入ってこい!!」
「ふぁーい」
イッタ後で意識がフワフワしてたのもあるが
兄が液だらけのシーツをかえているのを見て私は素直に言った。
「兄さん
助けてくれてありがとうね」
「え゛ッ、!?」
私は直ぐに風呂へ向かったが
兄は暫く私が素直にお礼を言ったことに驚き固まっていた。




