2.知らないこと
だんだん物語の方向性が決まってきました!
(あんまり話したことは無かったけど、優しい人なんだな)
あかいは貰ったプリンの蓋を剥がして、ひとくち口の中に入れた。
______その瞬間。
目の前の景色がぐわりと歪み、あかいは席から落ちて倒れ込んだ。
「おい、あかい大丈夫か」
だんだん意識が遠くなって手足の感覚が無くなり、周りの声だけが遠くに聞こえた。
★
「今日の給食のデザートはプリンらしいわよ!」
「へえ。」
「あら、もっと喜ぶと思ったのに。」
「いやいやプリンはもう飽きたよ。」
「そんなこと言ってて、プリン食べられなくなっちゃったらどうするの?」
「いいよ。自分でプリン作るから」
「あなたには無理よ。」
「俺もう中学2年だしプリンくらい作れるよ。」
「…違う。」
「え?」
「そうよね、そろそろ伝えてもいい年頃ね。
あなたがプリンを作ったら、そのプリンが世界を壊してしまうの。」
「どういうこと?」
「とにかくあなたはプリンを絶対に作らないで。」
★
独特な匂いがする白いベッドの上であかいは目を覚ました。どうやら保健室のようで、あかいはあのあとここまで運ばれてきていたらしい。
それにしても変な夢を見た。
(なんで俺がプリン作っちゃダメなの?)
早寝をしましょう。




