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“なんでこうなったのか、お前はちゃんと知ってるのか?” と今にも別れそうな彼氏に言われた私は?

作者: 七瀬





“なんでこうなったのか、お前はちゃんと知ってるのか?” 

と今にも別れそうな彼氏に言われた私は、、、?



正直! 彼氏が私にこう言った時、異常に私は腹がった!

全部、私のせいで! 別れても仕方ないだろって彼に言われてるみたいで......。

“私が何をしたって言うのよ! 全部、私のせいだとでも言いたい訳?”

心の中は、その事でいっぱいになった。




・・・彼とは? ここ数カ月、上手くいっていない!

“気持ちがすれ違っているのか? お互いの想いが通じ合っていないのが

凄くよく分かっていた。”

もう彼とは上手くいかないし、近いうちに“私達は別れると思っていた。”

そんな時、私は彼にこんな風に言われて腹が立たない訳がない!

そっちが勝手に私に冷めたんじゃない! 

それなのに何よ! まるで私に原因があるみたいじゃない!




『“なんでこうなったのか、お前はちゃんと知ってるのか?”』

『何! 全部、私が悪いの?』

『そんな風に思ってねーよ!』

『じゃあ、何よ! 私が何を知ってるって言うの?』

『“ここ最近、俺達! 心がすれ違ってる事、知ってたか?”』

『勿論、知ってたわよ!』

『“じゃあ、なんでこうなったのかもか?”』

『・・・ど、どういう事?』

『“俺がお前に対して心が冷めたんじゃなく! お前が俺に対して心が

冷めたんだよ。”』

『えぇ!?』

『そんなのも、気づいてなかったのかよ!』

『・・・う、嘘でしょ? 私が、』

『“まあ、自分の事は自分じゃ分からないのかもな。”』

『・・・・・・』

『お前が俺に寄り添おうと想わなくなったんだよ。』

『そ、そんなの嘘よ! 私は滝一の為にどんだけ尽くして来たと

想ってんのよ!』

『“正直に言えよ! もう疲れたんだろう?”』

『・・・・・・』

『“俺はまだ聖菜の事が好きだよ、気持ちが変わったらまた俺の所に

戻って来てほしい! 今はだから少し距離を取ろう。”』

『・・・えぇ、そうね、分かったわ、私も一人でちゃんと考えてみる!』

『うん。』

『じゃあ、』

『じゃあね。』





・・・こうして私は少しの間、“距離を彼と置く事になったの!”

別に私は彼の事が嫌いになった訳じゃない!

でも? “きっと彼に対して不満が溜まっているのは事実だ!”

私は本当に彼とやり直したいのか?

それとも、“新しい彼氏を作った方がいいのか?”

今すぐ答えなんて出せそうにない、だから私はいろいろ試すためにも、

今まで彼氏が居て行かなかった飲み会に参加するようになったわ!




【いえーーーーーーい!】

『今日は初めましての飲み会をはじめまーす! みんな楽しんでくださいね!』

【うおーーーおおお!】





私はこの飲み会で、気が合いそうな男性(ひと)と出会った。

お互い友達関係でいいから、仲良くならないと言って連絡先を

交換し、今ではたまに彼と二人で会って動物園や車でドライブまで

する仲になった。

“彼とは恋愛感情ではなく、何でも話せる男友達って感じで、一緒に

居て物凄く楽というか? 気を張らない関係性が嬉しかった。”




『“なんだよ、また元カレの事で悩んでんの?”』

『・・・・・・』

『もうヨリを戻せば? 素直になったさー!』

『・・・で、でも? もし、彼がもう私の事なんか好きじゃなかったら?

私、もう立ち直れないじゃん!』

『何もしないで、ここでいろいろ考えても答えなんて出ないと想うけど?』

『・・・そ、そうだけど、』

『“一回! 連絡して会ってみたら?”』

『・・・・・・』

『“勇気、振り絞れ!”』

『・・・そ、そんな簡単な事じゃないじゃん!』

『“案外、簡単な事なんだよ。”』

『・・・ううん、』

『頑張れ!』

『うん。』






彼にそう言われて、私は半年ぶりに元カレと連絡を取った。

元カレも凄く私からの連絡を待っていてくれたらしく、、、!

“私達は、会って直ぐにヨリを戻す事になったわ!”

何もかも、“彼のおかげ!”

私は、元カレと何でも話せる男友達を手に入れたの。

“大事な男性ひとがふたりも居るってステキな事よね!”

これからも私はふたりを大事にしていきたいと想っているわ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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