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0275・ショート動画撮影の続き




 「他にも色々あるからどんどん行こうか。あんまり時間掛けてもしょうがないし。見ている人達もきっと面白くないだろうしね。それじゃあ、行くよ」



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 <聖霊水>


 一口飲めば、呪いや契約による呪縛から完全に解放する。また、アンデッドに掛けると安らかな死に返す事が出来るという、極めて特殊な霊薬。ダンジョン産。



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 <紅の万能薬>


 一口飲めば、あらゆる異常を治す秘薬。この薬に治せぬのは死亡のみであり、それを治す事は神以外は不可能である。尚、口に含むだけで毒を無効化する事が可能。ダンジョン産。



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 <天生快癒薬>


 人間種には作製不可能な治癒薬。飲めば切り落とされた腕や足さえくっ付ける事が出来る。また視力の回復や体の機能の回復、危険な薬物に汚染された肉体や脳まで回復する。尋常ではない効果の薬だが、ダンジョンから僅かに手に入れるしか入手方法が無い。ダンジョン産。



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 「「「………」」」


 『主、コレを出していいのか? 必ずや欲に塗れた汚物どもが主から奪おうとするぞ? あらゆる手練手管を駆使してやってくるかもしれんが、そうなった場合……』


 「いいよ。私に喧嘩を売るというなら喜んで迎え撃つだけ。果たして本当に私から奪う事が出来るのか……楽しみに待ってる。もちろん軍が云々という話じゃない。私そのものと戦う覚悟があるなら向かってくるといいよ。ニンゲン?」



 ミクはビデオカメラを自分に向けて本質を少し解放する。誰にも向けられて居ない為、周囲の者は何も感じる事はなかった。………周囲の者は。


 気を取り直しミクは鑑定をしていく。先ほどの行動をエゲツないと思ったのはヴァルだけであるが、ローネとネルすら気付かなかったのは仕方ない。それだけミクのコントロールが上達したという事である。



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 <心眼球>


 <※の神>が作製した、見た目は唯の透明な球。魔力を通して使うと空中に浮かせる事ができ、自在に操作が可能。この球を通して物を見る事ができ、自分の入れない所の映像も見る事が出来る。非常に便利だが、扱いが極めて難しい。神級道具アーティファクト



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 <迷宮の手鏡・二号>


 <※※の神>が冗談で作り、折角だから<喰らう者>に使わせようと<※の神>を通して渡した物。手鏡には自分を中心にした一定範囲が映り、赤と青の魔法陣やダンジョンコアの方角を示すように改良された。これでダンジョンコアの見落としは無くなるだろう。神級道具アーティファクト


 ダンジョン内でしか効果が無く、ダンジョン以外では綺麗に映る”壊れない”手鏡でしかない。



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 「相変わらず壊れないという反則仕様は続いているな。神が製作された物だから前にネルが言っていた通り、おそらく何をやっても壊れないのだろう。ある意味では滅茶苦茶だが、神々の為される事だしな。我等は見て見ぬフリをするだけだ」


 「本当に。壊れないなんていう物を作らないでほしい。世のあらゆる物作りの者が泣く。壊れないという事がどれほど反則か、神々はある意味で理解されていない。滅茶苦茶と理不尽の極み」


 「………」



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 <娼婦の服>


 惑星ヴィルオスティアの悪魔であり<夢魔サキュバス>である、フェルーシャ・アロンデモア・ソヌムルブが作った裏組織、<淫蕩の宴>の娼婦である事を示すワンピース。これを着ているという事は娼婦であるという事を意味する。


 実際にこれを着ていた女性は、極悪犯罪者であり盗賊であった<死壊のグード>に殺された。<喰らう者>が彼女の仇を討った証拠の品でもある。



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 <アラクネクイーンのドレス>


 惑星ヴィルオスティアの<魔女ゼルダ>が己の美しさをアピールする為に作らせたドレス。魔女が美で完敗した相手である<喰らう者>にプレゼントした。そして<喰らう者>のドレス姿に魔女は欲情を抑えられず、夜の戦いでも完敗している。


 尚、魔女は心の中では<喰らう者>を愛していたが、最後までそれを表に出す事は無かった。



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 「何だろうな? 鑑定から明かされた、この衝撃の事実は。あいつはそんな雰囲気を欠片も出さなかったというのに、私と同じくミクを愛していたとは……。あいつはどちらかと言えば、ヴァルの方だと思っていたがな」


 「それも含めてミクという事じゃないの? ヴァルも含めた形での。私とはちょっと違うタイプだと思う」



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 「精力剤・神級」


 <※の神>が、<喰らう者>に渡した薬。どんな男性でも絶倫に近い活力と精力を与えるが、<喰らう者>はこれを投与した相手から、たった一晩で搾り取りきりダウンさせた。使用には十分に注意されたし。


 体力回復効果も高く、その用途で飲む事も悪くはない。副作用無く体力を回復出来るが、神の薬の扱いが雑ではないか?。



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 <媚薬・神級>


 <※の神>が、<喰らう者>に渡した薬。どんな女性でも耐えられないほどの発情を与え敏感にし、十二分に快楽を感じられるようにする。とあるドス黒い処女は最初の一回で相手の男に溺れたほどであり、使用には注意を払うべし。


 ある程度の女性に<喰らう者>が渡し、その反応が上々であった為、<※の神>も喜んでいる。



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 「「ドス黒い処女………」」


 「何だろうね、この<鑑定板>。ミキの事を隠す気ゼロじゃない。というか、ミキって最初の一回でエイジに溺れてたんだねえ。まあ、エイジは【超速回復】で精力が回復するし、ひたすら満足するまでヤれるから仕方ないのか」


 「まあ、だろうな……。エイジも初めてだったからミキに獣欲を叩きつけただろうし、ミキは媚薬の効果で悦び続けた訳か……。それならハマっても仕方ないし溺れるだろう。それに、その後は薬無しでも不満は無いみたいだから、薬は唯のキッカケでしかない」


 「それはそう。とはいえ、この薬を使ったからこそミキのドス黒さはエイジへの愛情と執着に変わった可能性がある。もしそうなら、あの時のミクは完璧な行動をとったという事」


 「何だか孫がバカにされてるのか祝福されてるのか、私には分からないねえ。とはいえ、確かにあの子にはドス黒いところがあったから、それがエイジ君への愛情と執着になったのなら良かったよ」



 一旦雰囲気を変えるように、新たな物を<鑑定板>に乗せるミク。またもや妙な物を乗せたようだ。



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 <恐怖の魔剣>


 とある呪いが付いていた短剣。呪いの恐怖が短剣にこびり付いて誕生したという極めて特殊な魔剣。切りつけた相手に対し、呪いが受けたのと同じ絶対の恐怖を与える。



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 <発情の魔剣>


 呪い自身が己を残そうと抗った結果、効果だけがこびり付いて残るという、極めて特殊な経緯で誕生した魔剣。切りつけた相手を強制的に発情させる。元は呪いの付いたナイフであった。


 三度切り付けられると、強制的に絶頂させられる。遊びで使う物ではないので注意。オークとクレイジーモンキーによく効く。



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 <苦痛の魔剣>


 呪いの苦痛と嘆きがこびり付いて生まれた魔剣。切りつけた相手に、元の呪いが持っていた痛みと苦しみを強制的に与える。尚、剣の切れ味はかなり悪い。



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 「まあ、これらはな。拷問道具のような物だ。魔剣らしい魔剣と言えるし、同時に呪いが付いていない呪物と言えるだろう。特に<恐怖の魔剣>と<苦痛の魔剣>を使われたら、人間種の心など簡単に壊れる」


 『さて、次が最後でコレか……。この国の奴等が何を言おうと手放す気は無いがな』



 そう言ってヴァルが<鑑定板>に<八握の剣>を乗せる。表示された内容は何故か前回と変わっていた。



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 <八握の剣>


 非常に古い時代のヤマトで使われていた形状の剣。しかし素材の物質は不明。異常な切れ味と異常な耐久力を誇り、魔力を流すと剣身に【高位清潔グレータークリア】の効果が現れる。ダンジョン産。


 <使い魔>が<土蜘蛛>を討ち倒した為、それ以外の者は使えない。<土蜘蛛>達のヤマト王権に対する憎悪と怒りを現在も土地から吸収しており、正式所有者である<使い魔>とその関係者以外が持つと呪われる。



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 「………まあ、これはしょうがないね。私達は<土蜘蛛>の人達にとって、許せない敵の子孫だ。どうにもならないよ。やはり<八握の剣>はヴァルが持つべきさ」



 元々渡す気など無いのだが、この関係者にはレイラも含まれるのだろうか?。


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