事実は小説より奇なり☆ 2連発☆
拙書に出てくる双子の姫の母親の名前は、かなり前に決まりました。古典文学でどうしようもなく気の毒な女主人公がいまして、あまりに気の毒なので「せめてわたしのお話の中で幸せになってほしい(涙)」そう考えて、彼女の名前を母親の名前にしました。そうは言っても拙書に母親は出ていません。そもそも母親が登場するのか、作者のわたしにもわからない状況でした。そして今書いている3巻にも、母親が出てくる予定はありません。わたしはお話を制御できないので彼女が勝手に乱入する可能性もありますけれど、今のところ彼女はおとなしくしています。
そんな中、読書をしていると急に彼女の名前が登場しました! なんだ!? どうした!? どうやら竜宮城の関係者に、彼女と同じ名前の人がいるらしい……!! 拙書を読んでくださった方はご存じでしょうけれど、2巻では「竜宮城はあるのか? ないのか?」がネタの一つとなっています。それで双子が大暴れするのですけれど、その竜宮城に縁のある人が二人のおっかさんと同じ名前とは……!?
古典や神道の歴史に詳しい方なら「たぶんソウはこの神様の来歴や云われを知って竜宮城の話を書いて、神様の名前を母親の名前にしたのだろう」そう思うでしょう。誓って言いますけれど、まったく知りませんでしたから!! 母親の名前と竜宮城に関連があるなんて、ぜんぜん知りませんでした!! ってか彼女が神様だったり竜宮城の関係者だなんて、夢にも思っていませんでしたからああああああ!!
こういう奇妙な偶然の一致が、たまにあります。こういうコトがあるので、とても自分で考えたお話とは思えない。誰かに書かされているような感覚になります。そういえば子どもの頃に家から見えていた小さな山が、秀吉とバリバリ関係があったのですよ!! 三巻を書くにあたって郷土史を調べていたら判明しました!! そこに城があったなんて、ぜんぜん知らんかったさ!! そういう大事なことは、事前に教えてほしい……(涙)。それからお話に出てくるキャラ同士が実は親子だったとかいうのも、事前に教えてほしい……。一所懸命にお話を書いていたら急に親子の名乗りが始まって、書いているわたしがギャアアアアア!!ってビックリするから、絶対にやめてほしい……(涙)。余談ですけれど郷里と秀吉が関係あったという史実は、今回のお話に出てきません。歴史が壮大すぎて書く筆力がない!! 書きたいけれど、書けない自信がある!!
ゆえに今日は、わたしにも書ける現実世界で起きた奇妙な偶然の一致を書きます☆
知人の話です。仮にお名前を佐藤くんと山田さんとします。
佐藤くん(男性・20代)はお父さんのお仕事の都合で、各地を転々としていました。大学生になり一人暮らしを始め、お友達に声を掛けられて生まれて初めて合コンに参加した。
ドキドキしながら精一杯のお洒落をして合コン場所の居酒屋へ行くと、別の大学の新入生である山田さん(女性・20代)がいた。佐藤くんは一目で彼女を好きになって、さりげなく彼女の隣の席に座りました♪
山田さんも佐藤くんと同じように、お父さんの転勤で各地を転々としたそうです。二人で全国のいろいろな土地の話をしていると、二人とも島根県で暮らしたことがあるとわかった。東京や大阪といった大都市なら一致するかもしれませんけれど、島根県とは珍しい!
佐藤:島根のどこで暮らしていたの?
山田:〇〇町です。
佐藤:すごい偶然! 僕も〇〇町に住んでた!
山田:いつ頃ですか?
佐藤:保育園の頃だよ。
山田:わぁ、すごい! わたしも同じ頃です。
佐藤:もしかして同じ保育園だったりして♪ 〇〇保育園っていうんだけど。ww
山田:……わたしもそこです……!!
佐藤:えええっっっっ!? なに組さん!?
山田:ほし組……。
佐藤:僕も! 僕もほし組だったよ!?
二人は驚いて、お互いの顔を見ます。すると二人の記憶が蘇ってきた。
佐藤:もしかして、桃花ちゃん……?
山田:もしかして、大悟くん……??
なんとこの二人、同じ保育園の同じ組でお友だちだったのです!! 二人が一緒だった期間は、数か月にも満たないらしい。それなのに二人ともちゃんとおぼえていた!!
十数年ぶりの再会! 初めましてだと思っていたら、お友だちだった!! そしてこの二人は、後に結婚します! 可愛いお子さんを授かって、今も仲良く暮らしています♪♪ ウソみたいな話ですが、本当の話です!!
「事実は小説より奇なり」です☆