評価するにも基準を決めなきゃ始まらない
ユーザ登録もしたしポイントが応援になるなら評価してみよう、そう思ったものの「5段階評価」を前にして一体何個の星付ければ良いのかと手が止まってしまう日々。
これは、星を持て余す読み手による評価基準の模索を記したエッセイである——多分。
はじめましてこんにちは、北園です。
つい最近までログインすらせずに黙々と読むだけの人でした。いやー登録するのが億劫で億劫で〜。本当の所? ……はい、今もです。ちょいちょいインしないで読んでおります。反省。
そんなものぐさの申し子ではありますが、せっかくの持ち点を死蔵するのも如何なものかと勿体ない精神に突き動かされて、評価と向き合ってます。面倒だとしても、ここで自分の基準を決めてしまえば後々楽になるはずと期待を込めて。事前準備って大切だよね!
それでは本題。
本作投稿時点での小説家になろう評価は5段階方式です。小説に限らず漫画やアニメ・ドラマなどの娯楽作品は、畢竟、面白いか否かで価値が決まると考えています。
……が、その面白さという軸だけで5段階きっちり分けられるかというと全くもって自信はないですね! 胸を張って言うことではなかった。でも、区切りを4つ——0点も評価とするなら5つ——決めるって結構難しい気がするのです。
なのでここは「5つの評価基準」を設けてそれぞれYES/NOの2択をする方法に挑戦します。ライトノベルの新人賞でも通知表のごとくいくつかの項目に判定がつくようですし、そう悪手ではないはず。
問題は項目5つをどうするか。とりあえず自分が重要視しそうなものをピックアップしていきましょう。
1.文章力
ど定番。定番って良いですよね、実家のような安心感。
好みはさておき最後まで目を通して内容を把握できればOK。これで1点は入れられる、そんな甘めのポイントがあっても良いと思うの。
2.キャラクター
定番その2。だけどキャラ重視じゃない作品も世の中にはあるのが悩ましい点。
気に入ったキャラがいたかどうか、で評価するのが無難でしょうか? キャラクター重視なら「主人公」と「お気に入りキャラ」で2項目使っちゃうのもアリかもしれません。
3.ストーリー
言葉の意味はわかるけど編集のプロがどういった裁定を下しているかがわからない項目。
自分なりに評価するなら、クライマックスの盛り上がりに乗れたか、または好きなシーンがあったか……歓喜にしろ悲哀にしろ恐怖にしろ、感情移入させられたら物語にのめりこめたと判断できるかと。
4.ジャンル
商業だと雑誌とかレーベルとかの特色に合致するか見られるアレ。たとえば「ジャ○プっぽくない」ってヤツ。たとえであって特定の作品のことで……あったりなかったり?
ジャンルに期待することが叶っていることが必要になる項目なので、ジャンルごとに何を重視するか自分の中で明らかにしないと評価不能となり少々手間。
5.趣味・嗜好
魚に一家言ある人が作品内で魚の描写があるかを重視したり、眼鏡信徒が作中での眼鏡(本体)の扱いについて注目したり、呪文は長い詠唱の方がテンション上がったり、それって自然なことだと思うのです。好きなものにはこだわりたい。それで他者に迷惑かけるわけでもないなら突っ走ったって良いのでは?
6.結末
短編・完結作品じゃないと評価できない項目。「終わり良ければすべて良し」
連載中作品につけるなら「もしここでエタったとしても余は満足じゃ……」と思った時なんてどうでしょう?
候補に6つ出てきました! ……やっべ、多かった。まあ、この中から選ぶってことで解決といたしましょう。
あとは……いざ評価するとき、ひょっとしたら「ズブの素人が他人様の作品を評価などおこがましい」とためらうかもしれません。
けれど、ここに至ってはもう開き直ってしまいましょう。
己の持ち点5つに限っては傲慢であれ、と!
間違ったっていいじゃないですか、評価ポイントなんて何度でも修正できるんですし。評価基準が変わったら再度評価し直せば問題なし。
本音を言えば。感想とかレビューとかってかなり心を砕くというか、対面じゃない分ニュアンスを伝えるのに慎重にならざるを得ない面があって腰が重いというか。いや、勢いで書いているけれども。書いてるやんけ。
まあそんなわけで評価はもっと気軽にポチポチできればな〜なんて思っちゃっているのでした。
こうして形に残しておけば自分でもブレずにポチポチしていけるんじゃないか、なんて目論見もあってわざわざ容量を使ってまでエッセイにした次第。