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普通に戻りたい(仮)  作者: おいしい鳥さん
2/2

混乱の連続

第二話めです。

ネタがあまり思い浮かばず変な終わり方をしてしまいましたが、お許しください。

今回は主人公目線でお話を書かせてもらってます。コロコロ話す目線が変わってしまいますが、なるべく混乱しないようにはしています。

前回倒れてからどれぐらいの時間が立ったかわからない。

目を覚ますと目の前には、制服姿の僕が歩いていた。にこにこしていて、楽しそうな僕。

「夢か…」

ぽろっと思ったことが口に出る。するといきなり、僕の顔がこちらを向いた。

「夢やありまへんよ、現実ですわ。あんさん今"霊体"っちゅーもんですよ。離れたら一生体に戻れへんからきぃつけなさいな」

前に、安倍晴明。なんて名乗っていた人物の声が僕の口からする。

夢じゃない?現実?霊体??体に戻れない???そもそもなんで僕の体が見える????

訳のわからないことが続く。今まで信じてこなかった話が、目の前で起こっているというのだろうか?

頭を抱え、考えを整理しようとうずくまる。 


『おい。晴明の末裔よ』


……知らない声が頭に響く。

この声は誰なのか。気になり顔を上げ辺りを見渡すが、何もいない。人の気配がなく、ただただ住宅街が広がる。

『ここだ阿呆』

次に発せられた言葉は、頭にではなく耳から聞こえ、声の方向がわかる。そしてその声の方向を向くと、僕の鞄の中から顔を出している真っ黒な狐がいた。

「狐…? いや、子狐くらい小さい…かわいい…」

僕の鞄から顔を出している狐を見て、ついぽろっと言葉が口から漏れる。するといきなり狐に頭を叩かれる。しかも強く。

「いったい!!な、なにぃ…」

いきなり強く、しかも狐から叩かれ、混乱して狐の方を見る。プンスコと効果音がつきそうな怒った表情をしているが、小さい故にそれは可愛らしいもの。

『わしをかわいいなど無礼じゃ』

ぺしぺしと鞄を小さい前足で叩く、その容姿に似合わぬ低い声を発した狐。

驚きを隠せない僕はじっとその姿を見つめてしまう。

「…え、あ、え??しゃべっ……え???」

喋っていることに関して、そしてその可愛らしい容姿に似合わぬ低く渋い声。そして何故か僕の鞄に入っている状況。その混乱してる状態を僕はそのまま口に出してしまう。

「混乱しすぎ。とりあえず僕が君が気絶してる間学校行ってたんよ。感謝しいや〜」

ケラケラと笑う僕の体。いや、僕の体に入って、僕の体を使っている安倍晴明。

そんなこんな、混乱している状況をろくに説明されないまま僕の学校に着く。

自分が馬鹿にされているのを見るのか…なんて憂鬱になりながら僕は離れられないからだに体についていく。

離れようと思えば簡単に離れられるが、最初に安倍晴明から言われた「離れたら一生体に戻れへん」と言う言葉で、離れられるものも離れられない。

みたくない現実に頑張って目を背けようとするが、目を開けていないとついていけないのでみたくないものも見るしかない。

そんな状態で深くため息をする僕をみて、晴明は「どないしたん?疲れてるん?」なんてきょとーんとした顔でこちらをみる。

疲れてないといえば嘘になるが、ため息の理由はそれではない。今の現状、狐、僕の体、霊体その他もろもろで多少は疲れたが今は学校の憂鬱さに苦しんでいる。

そんなことを言い出せずに僕は首を横に振る。すると相手は「そかぁ〜」と、のほほんとした顔で返してくる。

そしていつの間にか誰にも合わず教室にたどり着く。騒がしい声が響く自分の教室を見て、帰りたいな…こんな性格のせいで僕がいじめられてたせいで、僕の体を使っている晴明までもいじめられてしまう。申し訳ないな…なんて思い僕は俯く。

そんな僕を気にしないで教室に入る晴明。最初は何をされてしまうのだろうか…僕は不安でどうしようもなくなった。

お読みくださいましてありがとうございました。

無事月曜日に投稿できたのですが、2000文字には届かず、前回より物足りなかったかもしれません。

ですが、なるべく一話ごとの目標は2000文字で頑張っていきたいと思います。

わかりやすい文面が少ないのは承知ですが、日々勉強して参りたいと思います。

また月曜日よろしくお願いします

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