名無しのマクリーン
森羅万象の真名を知る「七愚の王」の一人に真名を奪われた魔法使いマクリーンは、真名を取り戻すために七人の王を探す旅に出るのだが、「七愚の王」の一人が建国したと伝えられる大陸南方の都市国家トトに向かう道中、「裸を見た人間は殺す」という物騒な思想を掲げる魔法使いの少女ロネットの水浴びを幸か不幸か目撃してしまう。
ロネットはマクリーンを殺そうとするものの、真名を奪われているマクリーンは不死の状態であり殺すことが出来ない。そこで彼女はマクリーンを殺すため、水浴びの際に彼から奪ったコンパスを出汁に彼を脅迫し「七愚の王」を探す旅に同行する許可を得る。
また、マクリーンは宿で働く病的なまでに『危険』を愛するニコと言う名の少女と出会い、トトで発生している連続失踪事件についての推理を聞かされていた。一人目は自営業を営む妻子を持つ男。二人目は有名な豪商の男。三人目は教会の司祭。ニコは彼らの共通点を『全員男であるので女性絡みでは』と鼻高々に推理した。マクリーンはニコの推理を『誰でも思いつく』と一笑に付して相手にせず、自身の目的である「七愚の王」を探すのだが、どうやら連続失踪事件と「七愚の王」には関係性があるらしく……?
ロネットはマクリーンを殺そうとするものの、真名を奪われているマクリーンは不死の状態であり殺すことが出来ない。そこで彼女はマクリーンを殺すため、水浴びの際に彼から奪ったコンパスを出汁に彼を脅迫し「七愚の王」を探す旅に同行する許可を得る。
また、マクリーンは宿で働く病的なまでに『危険』を愛するニコと言う名の少女と出会い、トトで発生している連続失踪事件についての推理を聞かされていた。一人目は自営業を営む妻子を持つ男。二人目は有名な豪商の男。三人目は教会の司祭。ニコは彼らの共通点を『全員男であるので女性絡みでは』と鼻高々に推理した。マクリーンはニコの推理を『誰でも思いつく』と一笑に付して相手にせず、自身の目的である「七愚の王」を探すのだが、どうやら連続失踪事件と「七愚の王」には関係性があるらしく……?