4/4
君から見える世界は何色?
あの日から1年経って、私は彼のお墓を訪れていた。まだ思い出すと涙が浮かんでしまうけど…。
「…ねぇ、花束を渡す役割が逆になったね。毎年、ちゃんと持ってくるから。…今年はね、あなたが持ってきてくれたものと同じ、カンナとバラにしてみたんだけど、どうかな。」
花束をそっと置き、私は目を閉じた。
手を合わせ、立ち上がってから思い出して、また呟いた。
「今の私に見える世界は、君色。穏やかで優しい、陽だまりのような幸せそうな色。」
「…ねぇ、君から見える世界は何色?」
流れそうになった涙を拭いて、車へ戻った。
ふわりと 優しい風が吹いて、花束と短くなった私の髪をを揺らしていった。
読んでくれてありがとうございました、この話で完結となります。
今回のお話は、またまたTwitterで仲良くしてもらっている友人から「崩れ落ちる希望」というお題をもらって書いてみました。
なかなかうまく表現することができませんでしたが、どうでしょうか。
よかったら 感想等お寄せ下さい。




