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ⅩⅥ これからもよろしく。
その年。
俺たちは、籍を入れた。
「佐織先生、苗字変わりませんね…。」
桜川が言った。
俺たちは、校長などに籍を入れたことを伝えた。
生徒や先生方は俺たちを祝福してくれた。
俺は、ずっと嫌われ者だと思っていた。
でも、今日、初めて俺はみんなに嫌われてないって思った。
いや、この世に何人かは俺のことを嫌いな人がいるかもしれない。
だけど、みんながみんな、俺のことを嫌いなわけじゃないんだ。そう思えた。
これも、佐織と出会えたおかげだ。
佐織、ありがとう。
そして、これからもよろしく。
読んでいただいてありがとうございます。
