《はじまりの話》蒼路 継 / 藤崎 陸 2:続く形
[背景: 陸の部屋]
陸: (雰囲気が良くても)
陸: (頑張っても)
陸: (問題がなくても)
陸: (楽しくても)
陸: (終わってしまう)
陸: 続く形ってなんだろうな。
[背景: ノートPCの画面]
陸: (個人よりチームの方が続けやすい)
陸: (でも、それだけじゃ駄目だ)
[背景: ノートPCの画面 検索結果]
陸: (どこかに所属する)
陸: (専門家のフォローがある方が、続けやすい)
陸: (でも、それだけだろうか)
[背景: ノートPCの画面 VTuberのライブ動画]
陸: (VTuber……アバターを前面に出すことで、演者の負担は軽くならないだろうか)
[背景: ノートPCの画面 検索結果]
陸: (アイドルVTuber……)
[背景: ノートPCの画面 オーディションページ]
陸: (主催は「ステラプロダクション」……まだ新しい事務所みたいだ)
陸: (でも、サイトの作りはしっかりしている)
ページ: ダンス・歌・配信の講習が充実。
ページ: スタッフによる全面バックアップ体制。
陸: (専門家のフォローが入る体制)
ページ: アバターは、活動者に合わせてデザイン・設定をします。
陸: (個人に合わせた設定なら、続けやすいかもしれない)
ページ: 3名ほどでユニットを組んで活動してもらう予定です。
陸: (ユニット……個人よりは続けやすい)
陸: (少なくとも、メンバーのフォローができる)
[背景: 陸の部屋]
陸: でも……。
陸: (それで簡単に続くなら、誰も苦労しない)
[背景: ステージ袖]
メンバーA: これが、俺たちの最後だな。
メンバーC: うん……楽しかったな、って思って。
[背景: 陸の部屋]
陸: ……。
陸: (そう、みんな、続かなくてやめていくんだ)
陸: (どれだけ、楽しそうでも)
[背景: ノートPCの画面 オーディションページ]
男性アイドルVTuberオーディション。
ステラプロダクション。
[背景: 陸の部屋]
陸: (俺なら続けられる、とは思わない)
陸: (でも、今度は……)
陸: (……終わらせたくない)
陸: 続いていく形を、知りたい。
[背景: ノートPCの画面 オーディションページ]
ページ: 年齢: 不問。
ページ: 配信経験: 不問。
陸: (だったら……)
[背景: ノートPCの画面 応募フォーム]
陸: 挑戦してみる価値はある。
[END]




