メインストーリー 5-4: ユニットだから
[背景: レッスンスタジオ]
央: さすがに、体はだいぶ衰えちゃってるなあ。
央: もう年かな。
遼: 志倉さんにそう言われると、
遼: 僕の立つ瀬がなくなっちゃうんでやめてください。
湊斗: 二人とも、年の話はやめてください。
湊斗: まだ30にもなってないんですから。
央: ごめんごめん。
央: でも、遼さんはそう言う割に結構動けてたよね。
央: 何か運動とかしてるの?
遼: 何もしないと運動不足になるんで、ジムには通ってます。
湊斗: すごい、意識高いじゃないですか。
遼: そんな大したことじゃないですよ。回数も多くないですし。
央: 腹筋があるおかげかな、声も安定してるよね。
遼: そうですか?
遼: 自分では素人の歌だなって思って、恥ずかしいんですけど。
湊斗: 俺なんか、まず、声を安定して出すのができないですからね。
湊斗: ダンスの方がまだ、なんとかついていけるかな、くらいです。
湊斗: でもそれも、後数年したら変わっちゃうのかな。
央: 年の話はやめるって、湊斗くんが言ったんでしょう。
湊斗: そうでした。
遼: 志倉さんは──
央: あ、それ。
遼: え?
央: 名前で良いですよ。央って呼んでください。
央: 湊斗くんも、ね。
遼: え……でも。
央: て、急に言われても困っちゃいますよね。
央: でも、俺らはユニットなんで。
央: 必要以上に踏み込む必要はないけど、
央: 近づけられる距離は近づけていきましょう。
遼: ……。
湊斗: じゃあ、央さんって呼びますね。
湊斗: 遼さんも、遼さんで良いですか。
遼: あ、はい、僕はなんでも。
湊斗: じゃあ、俺のことも名前で呼んでくださいよ。
遼: ……じゃあ、央さんと、湊斗さん、ですね。
遼: 改めて、よろしくお願いします。
央: よろしくね、遼さん。
央: それから、湊斗くんも。
湊斗: はい、よろしくお願いします。




