メインストーリー 4-5: SPR - ビジネスだから
[背景: レッスンスタジオ]
トレーナー: 夜くん、影くん、ダンスだいぶ良い感じになってきたね。
影: 本当!?
トレーナー: 影くんは覚えが早いし、動きも大胆で見栄えがするね。
トレーナー: でも、もう少し夜くんに合わせて動けるかな。
影: ……合わせるのは、難しいんだ。好きじゃない。
トレーナー: じゃあ、こうするのはどうかな。
トレーナー: 例えばさっきのところ──
[演出: 背景モノクロ]
夜: ……。
夜: (あれから、本当にただ、歌とダンスのレッスンをするだけ)
夜: (住むところも食事も用意してもらえる)
夜: (拘束もされない)
夜: (自由に出歩いても良いって言われている)
夜: (影の耳や尻尾を隠すための服まで用意してくれた)
夜: (本当に……信じても大丈夫なのか?)
[演出: 背景モノクロ終了]
影: うん……それなら面白そう!
トレーナー: 良かった。じゃあ、練習してみてね。
トレーナー: で、夜くんだけど。
夜: ……はい。
トレーナー: まだ少し緊張が残っている感じがするね。
トレーナー: 強張った感じというか……自覚はある?
夜: はい。気をつけます。
トレーナー: 影くんと対照的に抑制的な振り付けだけど、
トレーナー: それでも、まずは楽しむのが第一歩かな。
夜: すみません。うまくいかなくて。
トレーナー: 大丈夫、実は結構難しいことだからね、楽しむって。
[SE: ドアが開く]
プロデューサー: こんにちは、様子を見にきました。
プロデューサー: そろそろ終わる時間ですけど、まだでしたか?
トレーナー: いや、もう終わるところです。
トレーナー: じゃあ、お疲れ様でした。
夜: ありがとうございました。
影: じゃあね!
[SE: ドアが閉まる]
プロデューサー: どうですか、レッスンは。
夜: そうですね……。
影: 俺は……歌もダンスも楽しい。
影: いっぱい動けるし、声も出せるから。
プロデューサー: それは良かったです。
プロデューサー: 困っていることはありませんか?
夜: その偽善面、やめてもらって大丈夫ですよ。
プロデューサー: え?
夜: これは契約で、取引で、ただのビジネスです。
夜: あなたが僕たちに親切にする必要はありません。
夜: 最低限が保証されていればそれで問題はないですよね。
夜: それ以上はこちらに踏み込む必要だってないはずです。
プロデューサー: ……。
プロデューサー: いいえ。これもわたしの仕事なんです。
夜: ……。
プロデューサー: 夜さん、いきなり全部信用しろとは言いません。
プロデューサー: でも、わたしはわたしの仕事をします。
夜: ……どうぞ、好きにしてください。
プロデューサー: それで、ライブはできそうですか?
影: ……俺は、やるよ。
影: 歌って踊るの、楽しいし。
夜: 僕もやります。
夜: それが契約ですから。
[背景: ステージと観客席]
夜: (そう、これは契約)
夜: (ただのビジネスだ)
影: やっほー!
夜: Parallel Glow(パラレルグロウ)の白銀 夜です。
影: 真白 影だよ。
影: よろしくね!
夜: よろしくお願いします。
湧き上がる観客席。
夜: では、僕たちの曲です。
夜: 『Parallel Night』
[演出: 3Dライブ Parallel Night サビ]
[演出: 暗転]




