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ChatGPTは凄腕編集者? ~ 自分の小説で検証してみた  作者: もろこし


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第三話 実際に小説を編集してもらおう

ここでは拙作「紀伊ミュージアム訪問記~大和型四番艦ものがたり」を生贄にして、ChatGPTに編集してもらいます。

https://ncode.syosetu.com/n8341fw/


この作品、私としては慣れない一人称を使ったこともあり正直言って出来が非常に悪いです。それでも戦闘シーンが無いので架空戦記ではありますがサンプルには丁度よいと思いました。


作業では、まずは作品をダウンロードしてタグとか余計な部分を取り払ったテキストファイルを用意します。


そして先につくったプロンプトでChatGPTに編集者の役割を指示した上で、小説のテキストファイルをChatGPTにアップロードしました。


プロンプトは前述のものをそのまま使っているので省略します。




ーーーーーーーーーーChatGPTここから

■ChatGPT■


了解しました。

これからあなたの原稿『小説案.txt』を、商業出版レベルに引き上げる編集・リライトを行います。ライトノベル寄りの一般向け文芸作品として、テンポの良さ・読者の感情移入・語りの統一感を重視して再構成します。


■修正版テキスト(抜粋・冒頭〜ツアー開始部分までの例)


(編集結果は次話「結果1」をご覧ください)


■修正ポイント解説:


文体の統一:

 原文では地の文が「俺視点の軽口」と「説明調」が混ざっており、テンポにばらつきがありました。

 → 一人称語りを維持しつつ、地の文を口語寄りに統一し、軽妙さを保ちながら自然な語り口に。


テンポ改善:

 観光案内のように冗長になっていた部分を要約し、感情の起伏(驚き・興奮)に焦点を当てて構成。

 → 読者が「旅を追体験できるリズム」になるよう調整しました。


導入の掴み:

 冒頭で「旅行の快適さ→目的地→紀伊登場」という構成に再整理し、主人公の目的を早期に明示。

 → 「何を見に行く話なのか」が冒頭1ページで分かる構造へ。


キャラクターの描写:

 主人公を「軽い軍オタで熱意のある旅行者」として明確化。好感とオタク的情熱のバランスを意識。

 → 読者が感情移入しやすく、ライトノベル的主人公像に。


読者層への訴求:

 軍事・歴史ファンだけでなく、「旅×ロマン」「現実×幻想の境界」を好む層にも届くトーンへ調整。


■追加提案(編集会議メモ風)


序盤のフェリー旅シーンはよく描けているため、このリアルな描写力を活かし、中盤で「現実と虚構の境界(歴史と現代のつながり)」が揺らぐ展開を入れると化学反応が起きます。

 例:「瀬川老人が語る“戦時中の出来事”が、実際の記録と微妙に食い違っている」など、読者が“現実の延長線にある物語”として没入できる要素を加えると、商業的にも強い。


読者人気を狙うなら、**後半に感情的なクライマックス(幻視・伝承・記憶の再生など)**を設けると◎。


ご希望があれば、この続き(ツアー〜後半パート)も同様に全編リライト+編集講評を行えます。


続けて作業しますか?



ーーーーーーーーーー

□私□


続けてください


ーーーーーーーーーー

■ChatGPT■


了解しました。

では、前回の続き(艦内ツアー~ラスト)を、商業ライトノベル向け文芸作品としての完成度を意識してリライトします。

トーンは「リアルな軍事×旅×ノスタルジー×少しの浪漫」。

読者層は「20〜40代のミリタリー・歴史ファン+旅行記好き」を想定しています。


■修正版テキスト(中盤〜ラスト)


(編集結果は別話「参考1」をご覧ください)


■修正ポイント解説


構成の整理と感情の導線化:

 原文では長大な歴史説明が続き、テンポが緩みがちでした。

 → 展示内容や説明を要約し、「瀬川さんの語り」「主人公の感情」「艦の存在感」という三軸で再構成。

 感情の起伏が自然に流れるよう、会話と描写を交互に配置。


ドラマ性の付与:

 老人の「語り」を中心に据え、物語性を強化。

 → 実在資料解説ではなく“人の記憶”として描き、読者が「過去に触れた」感覚を得る構成に。


文体の整理:

 ラノベ的な一人称軽口を保ちつつ、後半では抑えめにして情感を演出。

 → 読者の集中を切らさず、終盤に静かな余韻を残す構成。


読者への訴求力:

 歴史+旅の臨場感+人間ドラマを融合し、単なる軍艦紹介に終わらせない。

 → 「旅先で出会った老人の語りが人生観を変える」構造にして、広い層に届く物語性を確保。


■追加提案(編集会議メモ風)


本作はリアル旅×軍事史×人間ドラマの融合として、シリーズ化も視野に入る完成度です。

 次作では「大和ミュージアム」「呉港クルーズ」編を通じて、

 「記憶の継承」「戦艦という記号の現代的意味」など、より思想的テーマを掘り下げられます。


読者の感情を強く掴むには、瀬川老人との別れ際にわずかな“幻視”や不思議な現象を追加しても効果的。

 例:「写真を見返すと、老人が映っていなかった」「紀伊の艦橋に誰か立っていた」など。

 歴史と現代を繋ぐ“幻想の橋”として作品の印象を深められます。


書籍化を目指すならタイトル案として:

 『沈まない艦 ―紀伊ミュージアム行きフェリーにて―』

 サブカル層にも響く現代語+叙情的副題での販売戦略が適しています。


ご希望があれば、

このリライト原稿を「商業レーベル提出用フォーマット(縦書き・文庫体裁)」に整えた版(WordまたはPDF)として整形します。

作成しますか?


ーーーーーーーーーーChatGPTここまで




いや~ボコボコにされてしまいました……予想はしていましたが凹みますね。


そして文章が19000字から3000字に大幅カット。説明部分はほとんど削除されてしまいました。くどい説明はテンポを悪くするそうです。


そうなんですが、分かってはいるんですが……くどい説明が架空戦記の醍醐味でもあるんですよね。そんなこと言ったら佐藤御大の作品なんか8割くらいカットされそうですw


やっぱりChatGPTは架空戦記に向いてないのでしょうか……


どんな結果になったかは次話をご覧ください。

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― 新着の感想 ―
ええええええええ〜 19000字から3000字に大幅にカットォ〜〜 言ってる事は立派だけど、無能なビジネスコンサルタントみたいなやっちゃな〜〜 そんなにカットしちゃあダメでしょ。
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