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20話 夢の中 もしもし、衛兵さんですか? 近所で奇声を上げながら木の棒を振っている女の子がいるんです。ちょっと来てもらっていいですか?

 寝巻きのチュニックのままブーツを履き、外へ出る。ゴミゴミとした都会の空気とは違い、新鮮な空気をお腹いっぱいに吸い込む。

 爽やかな風が通り過ぎ、金色の髪の毛が揺れた。


 さあ、走ろう。


 僕は走り始める。早くしたい気持ちを抑えて走る。走りはじめは体力が余っているから、どうしても早く走りたくなる。

 それを抑えてゆっくり気味に走る。

 石畳の粋な街並みを目で、コツコツと石と靴底が噛み合う高い音を楽しみながら走り続ける。

 このリズムが街に広がる度に、目の前の世界が明るく広がった。


 治療院の手伝いを終え、アカリさんに挨拶をして家に帰る。回復魔法を使ったり、アカリさんの事務仕事を手伝ったりし、頭が疲れた。

 しかし、先日襲われたことを思うと、このままではまずいと思い、帰り際に固い木の棒を武器屋で購入し、竹刀の素振りのように振る。

 この世界では、現実世界よりも早く技術が身につく。ならばこれを振れば、きっと、現実世界よりも上達する練習になるはずだ。

 腕が上がらなくなるまで、宿屋の裏で振った。

 素振りを終えて、へとへとになった僕は宿屋の中に戻ろうと振り返ると、宿屋の受付のお姉さんが立っていて、


「お客さん、なんか嫌なことでもあったんですか?」


と心配そうな顔をして見つめていた。

 真夜中に無言で棒を振り回す美少女姿の僕を、彼女の目にはどう映ったのだろう。

 今度から短くて重ための棒を買って部屋の中で振ろう。



ーーー

クエスト終了

減量目的のランニング(長時間)をする

体重-1.2 耐久+2

ーーー

クエスト終了

治療院で見習いとして仕事をする

exp +10 MP +2 魔力+1 知力+1

ーーー

特別クエスト終了

腕が上がらなくなるまで素振りをする

exp +30 筋力+3 敏捷+1 耐久+1

ーーー




名前:マコト アズマヤ

レベル5

性別:女

EXP:92/ 200

HP:53/ 59

MP:30/ 68→70

身長:150 cm

体重:63.7kg→62.5kg

筋力:17→20

魔力 : 24→25

敏捷:14→15

知力 : 18→19

耐久:16→19

魅力:15

スキル : 格闘Lv2、生活魔法[クリーン、水生成]、精神耐性Lv1、睡眠耐性Lv1、検索Lv2、解析Lv1、話術Lv2、回復魔法 Lv4、人体構造理解Lv2、犬と猫に好かれやすい、疲労回復(速)

 読んでいただきありがとうございます。

 リアクション、ブックマーク、評価は励みになっております。また、感想聞かせていただけると作品を書く際の参考になります。


 日本では手ごろな長さの角材、鉄パイプ、竹刀や木刀を正当な理由なく隠匿して携帯すると軽犯罪法違反に該当しますので絶対にやめましょう。

 ちなみに、護身用で持っていた、これは正当な理由にならない可能性が極めて高いです。

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― 新着の感想 ―
ある宿屋の裏庭にて……。 「キエエエェェェーー!!チェストオオオォォォーー!!」 などと、鶏をしめ殺したかのような叫び声をあげながら、一心不乱に立ち木に木刀を打ち付ける美少女がいたとか、いないとか…
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