不穏分子の対処
(まだ、陛下の事は出てきてないね。なら、明日はそれを上手く使えるようにするための準備とかかな?それなら、街が主戦場になりそうだね。うーん1回大きめの魔法を使って、負けると思ってる人を減らした方がいいのかな?)
(まぁ、あとで考えようかな。そろそろ寝ないとね。)
「じゃあ、そろそろ寝るね。」
「うん!おやすみ!」
「おやすみ。」
(21時だね。えーと、起きてるのが、ログとメリくらいだね。)
「おはよう。」
「……おはよう」
「みんな、疲れてるのかな?」
「……そうだと思う」
「じゃあ2人も寝る?」
「おう。」
「……うん」
「わかったよ。じゃあ、おやすみ。」
「……うん…おやすみ」
(街の方が少し騒がしいね。ここには、来てないね。)
「みんな、起きて。」
「来たのか?」
「いや、来てないよ。ただ街の方が騒がしいんだよね。」
「じゃあ、行くか?」
「うん。じゃあ、先輩たちは、ここをお願いしますね。」
「うん!」
「やっぱり、戦いが起きてるね。」
「確かにそうだが、なんだか戦闘自体は、それほどないような気がするな。」
「人にも気をつけないとね。」
「そうだね!」
「誰かっ!助けっ」
「ハハッ!助けが来たところでだな!」
「どうするの?」
「まぁ、とりあえず獣は倒すよ。ただ、倒したあとも警戒しててね。」
「うん!」
「氷槍」
「ぐぁっ」
「ログ、人を助けてあげて。」
「おう!」
「よろしくね。シルいける?」
「うん!」
シュッ
「グァァァ!」
「じゃあ、捕まえようか。」
「うん!」
「ログ、その人はどう?」
「とりあえず、いろいろ大丈夫そうだな。」
「それならいいよ。」
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます。おかげさまで大丈夫です。」
「なら、よかったです。他の人はどこにいるか知っていますか?」
「一応、知ってますが…」
「なにかあったんですか?」
「いえ、起きたわけではないですね。ただ、そこは戦う人がいるから、戦いが起きてるみたいな事を言っていて…」
「あなたはどう考えるんですか?別にどう答えても大丈夫ですからね。」
「俺は戦いにすらならないよりは今の方がいいですね。あの考えが受け入れられなくて、出てきたんです。そうしたらさっきの感じでした。」
「そうですか。それでそこはどこにありますか?」
「書くものってありますか?」
「はい。どうぞ。」
「ありがとうございます。」
「こんな感じで行けますね。ただ気をつけてくださいね。あいつらは、攻撃してくると思いますから。」
「俺たちは、大丈夫ですよ。あなたも気をつけてくださいね。」
「はい。ありがとうございました。」
「こんなに速くこうなるとは思ってなかったね。」
「そうだね!じゃあ、行こうか!」
「……うん」
「ここだね。」
コンコンッ
「誰だ。」
「人からここの場所を聞いて来たんですが。」
「人?名前は?」
「名前は、聞いてないですね。」
「なら帰れ。入れる事はできん。」
「それは無理なんですよね。」
「帰れ。」
「開けてくれませんか?」
「無理だな。」
「これが最後ですよ。開けてください。」
「無理だ。」
「仕方ないですね。」
「そうだ。帰れ。」
「穏便にしようとしましたけど、まぁ仕方ないですね。
ログ、行ける?」
「おう!」
「何を言ってやがる!」
ドンッ
「ドアが…」
「抵抗しない方がいいですよ。しなければ手荒な真似は、しませんからね。」
「何者だ?」
「たたの学生ですよ。」
「そんなわけないだろ!」
「ありますよ。まぁ、そこはどうでもいいですね。ただ、抵抗しないでくださいね。したらまぁ、してもいいですけど、どうなるか分かりませんからね。」
「クッ、わかった、」
「なら、ここを案内してください。」
「ログは、ここで守ってくれる?」
「いいぜ!」
(「シル、警戒しててね。」)
(「うん!」)
「この先に集まってる。」
「なら、そこに連れて行ってください。」
「わかった。」
「やれっ!!」
「風壁 」
「クソッ!」
「力の差は分かりましたよね?大人しくしてください。別に俺達は、殺しに来たわけじゃないですからね。ただ、不穏分子を捕らえに来ただけですから。捕まえたあとも何かするわけではないですよ。」
「兵士側なんだったら簡単に殺せないだろ!やれ!」
シュッ
「風壁」
「別に出来ないわけじゃないですよ。ちょうど獣もいますしね。」
「なら、なぜ殺さない?」
「殺してもそこまでのメリットが無いからですね。」
「殺さないデメリットの方が大きいだろ!殺せないのか?今だ!やれ!」
シュッ
シュッ
シュッ
「風壁 ドライ」
「これだけ言ったんだしもういいかな?」
「……いいと思う」
「うん!仕方ないね!」
「じゃあ、土棘 ツヴァンツィヒ」
「終わったね。」
「そうだね!えーと、17人かな?」
「みたいだね。少し過剰だったね。」
「少しだけそうだね!」
「何かないか見て出ようか。」
「うん!」
「うーん、何か変な紙があるね!」
「そうだね。陛下が亡くなられたなんてね。これは今の話だよね?」
「……みたい」
「よく分からないね。」
「そうだね!」
(うーん、獣人が関わってそうだね。これは今夜中にいろいろなところにこの話が広がりそうだね。これを抑えるのは無理だね。ドラゴンの出番がありそうだね。)




