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才と運での新生活〜〇〇○の☆☆から△△△する◇◇の運で沢山のことが決まる****世界の物語〜この人生?を楽しみたいな  作者: U・x・U
王都戦争

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パートムからの情報

コンコンッ


「ん?」

「すいませんこんな時間にウイガナです。急ぎの用が出来たので呼びに来ました。」

「少し待ってくださいね。」

「はい。大丈夫ですよ。」

(今は、5時?こんな時間だとパートムの何かかな?)


ガチャッ

「お待たせしました。」

「いえ、こんな時間に急に来たのは、私なので。」

「どこに行けばいいですか?」

「昨日の部屋ありますよね。あの部屋ですね。あそこは、防音なので。」

「わかりました。鍵は開いてますか?」

「はい。もう部屋に居ると思います。」

「先生はどうするんですか?」

「私は部屋の近くに居ます。人は通さないので安心して話してくださいね。」

「ありがとうございます。」



コンコンッ

「入ってくれ。」

ガチャッ

「おはよう。パートム何があったの?」

「こんな時間にすまないな。あったと言うか、情報を確かめられた感じだな。」


「情報って言うと、前の侯爵家の?」

「そうだ。あのあとは、すぐに話を聞けたんだ。」

「どうやって?」

「聞いただけで話した。」

「その話は本当?」

「あぁ、それを確かめられた感じだな。」

「どんな話だったの?」

「まず、あの捕まえたのは侯爵家の人間だった。そして、目的が奴隷商の利用だったらしい。」

「利用?」

「そうだ。その前にサースライナー公爵家について簡単に話すぞ。サースライナー公爵家は、元々は暗殺とか情報収集をしていた家が建国に大きく貢献した事で公爵家になったんだ。だから、この国で王家も含めてトップの情報収集の能力を待ってたんだ。」

「だから前にここは分からないって言ってたんだね?」


「そうだ。そして、公爵家はその情報網である情報を手に入れていたらしい。」

「どんな?」

「簡単に言えば、陛下が亡くなった原因だな。」

「どうして、今までは王家に言わなかったのに今簡単に言ったの?」

「原因が獣人らしくそこが動きそうだかららしい。」

「獣人ってどこに居るの?」

「北の山脈の隠れたところに居たらしい。」

「潰さないの?」

「簡単には潰せない。獣人がこの地域から消えたのが大体1500年くらいなんだが、それからずっと準備してきたらしく拠点が要塞化されているらしい。それもどこかが援助でもしたのか魔法にも物理にも耐性のある建材で作られてるらしい。それの構造が奴らにとって有利なように作ってあるらしい。」

「そんなところから出てくるの?」


「それが陛下のことに繋がるんだ。まず1500年もあれば派閥も生まれる。そして、今は大雑把に分けると、2つあるらしい。1つはこのまま隠れ住む考え方。もう1つが人間を排除するという考え方。」

「排除ってこの国の範囲から?」

「そうらしい。」

「そんなに戦力あるの?隠れてたくらいなら、無いと思うんだけど。」

「まぁ、無いな。」

「じゃあ、どうしてそんな考え方が広がるの?」

「1500年もの時間が経つと人間の脅威を忘れるんだ。ただ、恨みは逆に蓄積されていたらしい。それでも冷静な考え方が今までは、優勢だったらしい。」

「どうして変わったの?」

「王家の力が落ちて、王国が弱体化したからだな。まぁ、それでも冷静に考えると、到底無理なんだがな。それで排除する方、過激派でいいか。過激派は、今こそ立ち上がる時だとかなんとか言ってたらしい。それでもまだ冷静な奴らの方がだいぶ多かったらしい。それが大きく変わったことが起きた。」


「それは…」

「そうだな。陛下が亡くなった。もっと直接言うなら、暗殺に成功した。それを知った獣人の中で冷静だった奴らの多くが過激派になったらしくそこで準備を始めていたらしい。それが整いかけているらしい。」

「公爵家は、奴隷商をどう利用したの?」

「情報網に組み込んだらしい。いろいろ情報が集まるらしい。俺には分からんが。」

「捕らえた奴は、侯爵家のどんな立場だったの?」

「政治に関わる奴だったらしい。」

「なんでそれをあそこに置いてたの?」

「こっちに知らせるためらしい。」


「普通に報告すればいいんじゃ無いの?」

「裏切り者が近衛とかにいると考えているらしい。」

「どうして?」

「裏切り者がいないと暗殺できないからだな。これは、まぁ俺も疑問に思っていた事だな。」

「じゃあ、ほぼ裏切り者がいる事は確定?」

「おそらくは。」


「じゃあ公爵家は、本当に王家に従ってるの?」

「従っているな。そこを確かめるのに時間がかかったんだ。」

「まぁ、公爵家の利益も考えてはいるが、そこは仕方ない。」


「それで獣人は、何をしてくるの?」

「戦力を削るのと、士気を落とそうとしているらしい。」

「こっちの戦力は?」

「基本的には、近衛と王都も含めた各街の守備隊だな。それに足して、ソルみたいな学生が動員されるだろうな。」

「公爵家は?」

「サースライナー公爵家は、戦力は低めなんだよ。諜報に力を大きく割いているからな。援軍はないな。」

「士気は、誰のを落とそうとしているの?」

「兵もだが、それ以上に民らしい。いくらなんでもまともに戦って勝てないのは、わかってるらしい。」

「どうやって士気を下げてくると思う?」

「虚偽の情報をばら撒くとか派手に攻撃したり派手に殺したりとかだな。」

「それを防げるだけの兵力は、あるの?」

「無い。どう戦っても足らない。仮にそっちを防げたとしても、装備や兵力を減らされる。」

「どっちがマシ?」

「士気だな。」


「いつ、どうくると思う?」

「いつは、分からない。すぐかもしれないな。どうに関しては、奇襲だと思うな。正面から来たならどうとでも出来る。」

「街の被害は、どのくらい許容できる?」

「気にしなくていい。重要施設以外は巻き込んでもいい」

「重要って?」

「城と装備や食料の保管庫だな。」

「わかった。」

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