帰宅と先輩への説明
「みんなお疲れ様。付き合わせて悪かったね。」
「別にいいぜ!」
「私もね。」
「……いいよ」
「良いよ!」
「えーと、今は13時かぁ。みんなはご飯食べた?」
「まだ食べてないよ!」
「それなら、俺がご飯代は出すよ。」
「おー、ソルありがと。」
「まぁ、付き合わせたしね。」
「美味しいね。」
「うん!」
「確かにそうね。」
「さっきので何か感想ある人居る?」
「あのお菓子ってなんだったんだろうな?」
「多分、眠らせたり、麻痺させたりする物だと思うよ。」
「だから、あそこで動いたのかぁ!」
「そうだね。俺だけならまだいいかもしれないけど、みんなが居たしね。」
「1人なら食べてたの?」
「まぁ、前はお茶だったけど飲んだしね。」
「そうだったのっ!?」
「そういえば、詳しい事は言ってなかったね。」
「やばいことしてるなぁ…」
「まぁ、確かにね。」
「今日の話で1番驚いたよ!」
「そうね。これが1番ね。」
「まぁ、だからあそこで動いたんだよ。」
「そういえばソル、アイツらはどうなってるんだ?」
「兵士に預けてきたよ。」
「そういや、なんであんなに速く兵士を呼べたんだ?」
「パートム経由で呼んだだけだよ。」
「へぇー!」
「このあと、どこか行く?」
「うーん。どうせなら学校に無いところに行きたいわね」
「学校に無いかぁ、案外学校っていろいろあるからなぁ」
「うーん、こう考えると学校っていろいろ揃ってるね!」
「確かにそうね。」
「お城の近くでも行く?」
「そういえば、見てないわね。じゃあ行きたいわね。」
「俺もいいぞ!」
「私も!」
「……うん」
「じゃあ、お城の方に行こうか。」
「うーん、大きいね!」
「そうだね。壁も高いね。」
「頑丈そうだな!」
(これでも暗殺されたんだよね。まぁ、正面から行くよりは、簡単なのかな?)
「これ以上できる事は、無いね。」
「そうね。もう帰る?」
「まぁ、申請すれば普通に出れるしね。」
「そうだな!」
「じゃあ、帰ろうか。」
「帰って来たね。」
「そうだね!」
「みんなは、このあとどうするの?」
「ゆっくり過ごそうかしら。」
「俺もだな!」
「……私も」
「私は、どうしようかな?お兄ちゃんは?」
(「先輩、ちょっといいですか?」)
(「どうしたの?」)
(「契約書ができたのと、少し話すことがあるんですけど、今時間あります?」)
(「あるよ!」)
(「じゃあ、寮行きますね。」)
(「オッケー!近くに来たら言ってね!」)
(「分かりました。」)
「先輩のところに行こうかな。渡すものがあるからね。」
「じゃあ、着いて行くよ!」
「わかったよ。じゃあ行こうか。」
「いってらー」
「行ってくるよ。」
(「そろそろ着きますね。」)
(「オッケー!」)
「こんにちは先輩。」
「こんにちは!」
「うん!そうだね!2人とも!」
「じゃあ、前と同じ部屋でいい?」
「はい。大丈夫ですよ。」
「じゃあまずは、これですね。」
「書いたよ!」
「はい。ありがとうございます。」
「まぁ、ボクも怖かったしね!」
「それは、そうですよね。」
「そうだよ!それと、これからも怖いよ!」
「まぁ、はい。」
「何を話すのっ!?」
「貴族関係ですかね?」
「貴族ってどのくらいの?」
「公爵や候爵ですね。」
「やっぱり怖い話だね!!」
「そうですね。」
(「それとこっちで話しますか。」)
(「そうだね!どこで聞かれるかわからないからね!」)
(「とりあえずは今の状況ですね。これは少なくとも表では、何も無いそうですよ。」)
(「裏は?」)
(「いろいろあるらしいです。」)
(「怖いね!」)
(「まぁ、そうですね。あとはこれからは学校で実戦が増えますよ。」)
(「どうして?」)
(「パートムに頼んだからですね。」)
(「そんなに実戦いるの?」)
(「シル、言っていいと思う?」)
(「まぁ、大丈夫だと思うよ!何かあってもパートムとは影響力が違うしね。」)
(「そうだね。なら話すよ。」)
(「先輩、紙が増えますね。」)
(「え?これも単体でいるくらいなの?」)
(「下手すれば保険で複数枚重ねてもいいくらいですかね?」)
(「そうかもね!」)
(「えっ?怖っ!?聞いた方がいいやつ?」)
(「まぁ、説明するなら必要ですし、それに先輩、どうして俺がこんなにいろいろスキルを持ってるか不思議に思ってませんでしたか?」)
(「思ってたけど……」)
(「その説明がこれになるんですよね。どうします?」)
(「うーん、聞かせてっ!!もうここまで来たら、変わらないでしょ!」)
(「まぁ、ここまでの話ですでにバレたら消さ…なんでも無いです。はい。」)
(「消されるっ?!」)
(「まぁ、消されは、しないと思いますよ。消されは、ですけどね。」)
(「消される以外はあるってことっ?!」)
(「………」)
(「もう本当に今更だね!!じゃあ変わらないね!!」)
(「いや、変わる可能性はありますよ。」)
(「どんな風に?」)
(「消されることがあるかもしれませんね。」)
(「誰に!?」)
(「……誰でしょうね?」)
(「もしかして……」)
(「どうしましたか?」)
(「その誰かって、証拠隠滅できる?」)
(「できるんじゃ無いですかね?」)
(「その消される時って何をした時なの?」)
(「うーん、敵対した時、もしくはそうなりそうならですかね?」)
(「敵対しそう?」)
(「今の所はないですね。それにこれからも無いとは思いますが、絶対では無いですね。まぁ別に先輩なら対抗できそうですけどね。」)
(「無理!本気だと無理!」)
(「ハハハッ!まぁ、本当に大丈夫だと思いますよ。別に漏れても消したりしないですよ。それに味方の方が有り難いですし。」)
(「聞かないでも消されることってある?」)
(「………」)
(「もうそこまで変わらないね!!じゃあ教えて!!」)
(「分かりました。じゃあ話しますね。」)




