対戦の振り返りとシルの戦い
「2人ともおつかれさま!!」
「ありがとうね。」
「疲れたね!」
「本当に疲れてるんですか?」
「疲れてるよ!」
「そうなんですね。そういえば、あの蛇なんだったんですか?」
「あー、あの蛇はねぇ、毒を持ってたんだけど、念力の事を忘れてたね!」
「やっぱり毒持ってたんですね。」
「そうだよ!そこそこ強い毒だね!」
「怖いですね。」
「ここでは、どんな話しをしてたんですか?」
「ここはね!2人が使った物の解説をしたりしてたよ!」
「そうだったんだね。どんな感じだったの?」
「例えば、レイトやオサインがセンストの魔法を解説してたよ!」
「あー、あの草の壁何だったんですか?」
「あれはねー、燃えにくく、硬い草を壁にするだけの分かりやすい物だよ!」
「そうだったんですね。」
「あとは、最後に使った土の塔は何ですか?」
「あれは、消費が多いけどその分硬い魔法だよ!流石に最後のは、あれが無かったら、防ぎきれなかったからね!」
「あれを完全に防がれるとは思って無かったですよ。」
「そうだね!ここにいる人であれを無傷で防げるのは、多分ボクくらいだろうからね。」
「確かにあれを無傷は、そうだろうな。」
「私たちも無理だろうからね!」
「最後の攻撃の威力は、本当に高かったよ!あれって広範囲に使ったら、どうなるんだろうね?」
「うーん。300×300メートルくらいは、範囲に入るかな?」
「いや、広すぎないか?」
「広いね。ただあれは、魔石を使っていたからね。」
「でもあれ、MPをそれまでに消費してたよね?」
「してましたね。」
「じゃあもっと増せるよね?」
「はい。」
「……そもそも……火爆って……対集団に使う。」
「そうだったんだな!」
「まぁ、そうですけど、対個人用のを使うよりもまだこれの方が強かったんですよね。」
「それであの威力なんだよね?」
「そうですね。先輩の使ってた、氷の槍を使えるようにしたいですね。」
「まぁ、あれは強いからね!だいたい、基礎属性の上級魔法くらいだからね!」
「はい。あれをまとめて使ったら、流石に無傷は無いと思いたいですね。」
「まぁ、うーん呼び出したのを使い潰して、消費を気にせずに魔法を使ったら、もしかしたら無傷になるかなぁ?」
「それでも無傷の可能性があるんですか…」
「まぁ、可能性だけだけどね!」
「それでも、なんですけどね。」
(「これで戦うと記録、残ります?」)
(「記録は、あるらしいけど今の技術だと見れないらしいよ。例外はここだけだね。」)
(「そうなんですか。」)
(「何かあるの?」)
(「まぁ、さっきシルにも言ってないって言ったじゃ無いですか?」)
(「言ってたね。それ?」)
(「はい。あれは今まで試せて無いんですよね。」)
(「そうなの?」)
(「はい。もしかしたら、やばいものなので。」)
(「そこまでなんだね…うーんまぁ他の場所よりも見られないと思うよ!」)
(「じゃあ、先輩手伝ってもらってもいいですか?」)
(「いいけど、シルじゃあダメなの?」)
(「ここに誰かはいて欲しいんですけど、他の人に知られるのも困るので。」)
(「分かったよ!じゃあこの後でいい?」)
(「はい。ありがとうございます。」)
「2人ともどうした?」
「いえ、少しさっきの戦いを考えてただけですよ。あとこれからの事ですね。」
「ボクも似たようなものだね!」
「それならいいが。」
「はい。じゃあ今日は、ここまでにします?それとも誰か戦います?」
「じゃあ、私が戦いたいです。」
「サシュクは、誰と戦いたいの?」
「私は、シルと戦いたいです。」
「シルはいい?」
「いいよ!」
「じゃあ2人の戦いを見ますかね。」
「設定で変えるとかあるか?」
「無いですね。」
「無いよ!」
「じゃあさっきと一緒でいくぞ。」
「どっちが勝つんでしょうね?」
「どうなんだろ?シルの戦ってらところ見た事無いからね!」
「俺は逆ですね。」
「サシュクは、武器や魔法を使わないんだけど、シルはどのくらい使うの?」
「シルは、スキルはよく分からないですけど、魔法については、接近戦の補助がメインですね。」
「どうなるんだろうね?やっぱり分からないね!」
「まぁそろそろ始まりますし見れば分かると思いますね。と、ここって速度変えたりできませんか?」
「本来なら出来たようだが今の技術だと無理だな。」
「どうしたの?急に」
「いや、シルの動き見えるかなぁ、と思いまして。」
「え?さすがに見えると思うよ?」
「見えるとは思いますが、前に少し戦ったとき何も分からなかったんですよね。まぁ視点が違うので見えると思いますけど。」
「動きは、見えましたけど何をしてるのかよく分からなかったですね。」
「そうだね!やっぱり、接近戦をしたら戦いにならないね!」
「そうですね。しかも上級魔法も使えるようになりそうですからね。」
「いやぁ、怖い!」
「確かにそうですね。あの動きに遠くから攻撃が当たると思います?」
「無理だと思う!でも近づいたら、もっと無理!」
「もしかしたら、ここで1番強いですかね?」
「そうかもね…」




