連合戦の話
「そういえば、今回の戦いの勝利おめでとう!」
「ありがとうございます。先輩の時はどうだったんですか?」
「ボクたちのときは、えーと、他のクラス相手には勝って、連合戦では負けたね。」
「そうだったんですね。連合戦ってどんな戦いだったんですか?」
「連合戦は、いろいろと運が悪かったんだよね…」
「運ですか?」
「そうだよ!まずは、戦いの形式が5つある陣地を長い時間占領するってのだったんだよ!」
「5つもですか?」
「そうだよっ!1人で100人くらいを相手にしないといけなかったんだよ!」
「それはきつそうですが、ハンデはどんなものだったんですか?」
「ハンデかぁ…ソルたちは、何個ハンデあったの?」
「3つですね。先輩は?」
「………1つだよっ!!」
「1つですか?」
「そうだよ!しかも1つ目は復活が確定だったみたいだけど、5回で1番少なかったんだよ!それに加えて相手の方が陣地に近かったんだよ!しかも陣地が全部高いところにあったから先に取られて、その後は集中砲火で負けたんだよ!」
「おぉー……運が無いですね。……最低しか引いてないんじゃ無いですか?」
「対戦形式はどうか分からないけど、他は最低だったね!!」
「それは可哀想ですね。」
「本当だよ!あの時は絶望的すぎて逆に笑いしか出なかったよ!」
「フフッ、面白いですね!!」
「まぁ、自分じゃ無かったらそうだろうね!!」
「うーん。見てみたかったですね。」
「よかったよ!見られなくて!」
「それは残念ですね。それよりも俺たちってだいぶ運がよかったんですね。」
「本当にね!ボクたちの運を吸い取った?」
「ハハハ!そうかもしれないですね。」
「まぁ、戦いの内容は聞いてるから、ハンデはそこまで影響無かったかもしれないけどね!」
「まぁ復活は関係なかったですけど、先に入れたのは大分重要でしたね。」
「そういえば、あの攻撃ってどうなってるの?」
「あれは、魔石の効果とか装備とかが重なった結果ですね。あんなに事になるとは思ってなかったです。」
「そうだったの?」
「はい。ただこれは、俺よりもシルの方が客観的に見れると思いますよ。」
「まぁ、あの時はいろいろと作戦考えたり道具の準備をしてたんだけどね!結局何も要らなかったからね!ある意味相手よりも私たちの方が驚いたかもしれないね!」
「それは本当に相手驚いてもおかしく無いね!」
「俺自身も驚きましたからね。」
「そのあと、追加で2回撃ってだけどね!」
「まぁ、問題は無かったからね…」
「そういえば、先輩、お店の案内ありがとうございました。アレのおかげで威力などが大変なことにできたので。」
「あぁ、あのお金だね……」
「はい。とあるところに売ったお金ですね!」
「……どこなんだろうね!!」
「え?言ってほしいですか?なら、」
「待って!大丈夫!」
「フフッ、分かりましたよ。」
「なんで勝ちを祝ったら、こんな話になってるんだろうね……」
「どうしてなんでしょうね?」
(多分そのうち王都で戦いが起きそうだけど、協力してもらえるかな?内部から攻撃されるのは避けたいから、できれば他の学年に協力してくれる人がいた方がいいんだけどね。うーん、まぁとりあえず聞いてみるかな。)
「1つ聞いてもいいですか?」
「どんな事?」
「先輩ってどこが出身なんですか?」
「出身?ここだけど?」
「家族って居るんですか?」
「両親が居るけど、どうしたの?」
(これなら協力してもらえるかなぁ?まぁ、頑張って説得するかなぁ。無理なら仕方ないね。)
「とても重要な話、それこそ紙がもう1枚いるくらいの話なんですけど聞きたいですか?」
「紙が増えるって……聞きたく無いけど、ボクの家族に関わる事なんだよね?」
「まぁ、絶対では無いですけど、可能性は高いですね。」
「うーん。聞かないわけにもいかないね……うん。聞かせて欲しい!」
「正直、さっきの売ってるところの話と比べ物にならないくらいやばいものですけどいいですか?」
「えっ、比べれないくらいなの?」
「まぁ、どこまで話すかで変わりますけどね。」
「うーん。どのくらい聞いた方がいいの?」
「結論だけでもいいと思いますけど、正直に言うと先輩に協力して欲しいんですよ。それで、ある程度は話さないと協力の意味もわからないと思いますから……」
「うーん。まぁとりあえず、結論を聞かせてもらってもいい?」
「はい。端的に言いますと、この国、いや王都に何者かが攻めてくるかもしれません。」




